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ワールドエンドフロントライン

ここは延命された楽園。抗え、次の一瞬を生きるために。
これは、終わりかけの世界で紡ぐ、わたしたちの物語。

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『ワールドエンドフロントライン』とは?


イラスト:sena

舞台設定

『ワールドエンドフロントライン』の舞台は、創造主を失い崩壊を続けている終わりかけの世界です。
ただ、その崩壊は現在部分的に食い止められています。
かつて創造主と競い敗北した者たち――亜神によって、最後の生存圏〈ティルナノグ〉が築き上げられたからです。

亜神たちはその中にいくつもの〈都市国家〉を創り上げ、支配することで世界を維持し続けています。

亜神は世界を存続させるため支配者となり、
妖精は世界を次へ繋ぐため動き、
そして、亜神の庇護下にある人々は、抗う者と従う者に分かれました。

これは、滅びゆく世界の最前線(ワールドエンドフロントライン)で、己が意志を貫く戦いを描く物語です。

ゲームの特徴

シナリオ毎に用意された「配役」を選び、それに沿ってキャラクターを作りロールプレイを行うだけ!
とってもお手軽で、けれど濃密なロールプレイを楽しめます。
しかも、同じシナリオを何度遊んでも楽しめる!
〈都市国家〉という閉じた世界で、支配するものとされるものたちが「これから」を選ぶための物語を楽しむことができます。

『ワールドエンドフロントライン』の住人たち


イラスト:にじまあるく

亜神

創造主を喪った世界を守る、かつての〈継承戦争〉の敗北者たち。
創造の力「薄暮の血」によって〈都市国家〉を創り出し、維持しています。
後天的に亜神となる存在もおり、その姿は様々ですが、誰もが角を持つことが共通点です。

妖精

人類と同様に〈都市国家〉や自治領で暮らす種族。
伝承上の生物や動物など「人以外の要素」をその肉体に持っており、戦いになれば亜神に引けを取らない能力を発揮するでしょう。
彼らは世界を次代――人類に任せることを望んでおり、そのため基本的には友好的な存在です。

契約者

人類は皆、亜神に〈契約魔術〉を与えられています。
故に人類は「契約者」と呼ばれます。
優秀な力を得た者は街の防衛を担うこともありますが、大半の〈契約魔術〉は使い物にならず、基本的に人類は〈都市国家〉で管理されながら暮らしているのが現状です。



イラスト:レルビィ

イラスト:海驢

世界設定


イラスト:海驢

〈主神〉と〈都市国家〉

滅びゆく世界を救うため、亜神たちは〈都市国家〉を創り出しました。
そのような〈都市国家〉を管理するものは〈主神〉と呼ばれています。
〈都市国家〉は〈主神〉によって文化レベルから状況まですべてが異なります。

例えば、階層状の都市構造からなる、繁栄を極めし豊かなる都。
貧富の差はあれど、住人たちはとても「人間らしい生活」を送っているでしょう。

例えば、亜神のみが「市民」として扱われ、すべての契約者や、亜神に従わない妖精たちは「モノ」として扱われる悪徳の都市。
そこでは多くの契約者が、決闘者として闘技場の見世物にされているそうです。

例えば、かつて荒ぶる亜神たる〈主神〉を、契約者と妖精の手で封じることに成功した都市。
〈妖怪〉とも呼ばれる妖精たちと契約者が、〈荒ぶる神〉の封印を守りながら共生している、平穏な都市もあるようです。

それぞれの〈都市国家〉では異なる生活が行われています。
そしてそこに生きる者たちは選択をし続けています。これから先を、次の一瞬をどう生きていくのか。
そんな彼らの物語を、ぜひお楽しみください。

遊び方

ふたつのモード

『ワールドエンドフロントライン』には、参加者全員が集まってシナリオを楽しむセッションモード
創作やイベント開催などそれ以外のあらゆる活動を楽しむフラグメントモードという楽しみ方があります。
ここではセッションモードについてご説明していきます。

シナリオと配役

まずは遊びたいシナリオを選びましょう!
本作は同じシナリオを何回も遊ぶことができます。なので、気になるシナリオでも、遊んだことがあるシナリオでも遠慮せず選んじゃいましょう。
『ワールドエンドフロントライン』には5本の最高に楽しいシナリオが収録されています!
こちらは後日紹介予定! お楽しみに。

シナリオには、キャラクターが物語にどう関わるのか、どういう設定を持っているのかを表す「配役」が書かれています。
参加者は、全員この「配役」を1個ずつ選んでゲームを始めることになります。

配役は、物語上の敵役である〈不凋花〉と、それと対立する〈剪定者〉たちに分かれています。
キャラクターたちは敵対しますが、参加者たちは協力してひとつの物語を紡ぐのです。
どちらの配役も、とても味わい深いポジションとなりますので、ぜひぜひ両方遊んでみてくださいね!

そして、「配役」に沿ったキャラクターを作り上げればゲームの準備は終了です!


イラスト:SO

ゲームの流れ

セッションは次の手順で進み、また、各パートは「チャプター」という時間の単位で区切られています。

①オープニングパート
 物語の発端や、キャラクターの因縁を描きます。どこからこの物語が始まるのか、どうしてこの物語が始まったのかを、会話や描写によって描いていきましょう。

②メインパート
 物語が動き始め、少しずつクライマックスへと向かっていく過程が描かれます。

③ファイナルチャプター
 物語のクライマックスを飾る、〈剪定者〉と〈不凋花〉との戦闘が繰り広げられます。

④アフターパート
 物語の結末を描きます。

⑤サイドストーリー
 まだ語り足りないことがある時に挿入される後日談です。


ファイナルチャプターの舞台となるフロントラインマップ

戦闘

ファイナルチャプターにて繰り広げられる戦闘は25セルのマップによって表現されます。
マップの中心に〈不凋花〉がおり、その周囲のセルを〈剪定者〉たちが駆け巡り、勝利を目指して戦うのです。
〈不凋花〉に狙われた〈剪定者〉が移動し回避する、あるいはわざと引き付けてその背後から別の仲間が攻撃する――など、刻一刻と変化する戦場での戦いを楽しむことができます!
〈不凋花〉はターンごとに行う《サブドクトリン》と強力な《メインドクトリン》の2種の攻撃行動を持ち、〈剪定者〉は《スキル》や、自分たちの見せ場を作れる強力な《センターステージ》を扱えます。


キーワード

いざゲームを始める――となったとき、さらに皆さまのロールプレイを楽しいものにしてくれるのが《キーワード》です。

オープニングパート、メインパートの各チャプターには《キーワード》が用意されています。

これは物語を紡ぐ上で重要な単語を提示するためのものであり、また、誰でも素敵な演技ができるようにお手伝いするためのものでもあります。
出演者は、これらのキーワードをうまく使えるようなシチュエーションや会話を考えていくのです。

キーワードは、使った人が「コレクト(獲得)」でき、《コレクトポイント》というものがもらえます。
この《コレクトポイント》は、ファイナルチャプターで行われる戦闘で使用することで、《コレクトボーナス》という恩恵を得ることができます。

楽しいロールプレイをすればするほど、最後の戦いが盛り上がる!
うまく活用して、物語を彩っていきましょう!

書籍情報


『ワールドエンドフロントライン』

著:瀧里フユ・潮牡丹/どらこにあん
カバーイラスト:sena
判型:B6単行本
定価:2,000円+税

 
遊ぶために必要な情報

参加人数:2~4人(専任の進行役がいる場合 +1人)
プレイ時間:3時間~ +準備時間


遊ぶために必要なもの

▼『ワールドエンドフロントライン』1冊(できれば参加人数につき1冊)
6面体ダイス(サイコロ)6個以上
シート類のコピー(参加人数分・本書収録)
 

KADOKAWA

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2023/03/09公開 2023/03/20更新