ソード・ワールド2.5 技能紹介
ソード・ワールド2.5のキャラクターはさまざまな能力を持っています。
武器や防具の扱いに熟練した者もいれば、魔法を扱う能力に長けた者もいます。
それらの個性を表すものが「技能」です。
ここでは数多く存在する「技能」について解説していきます!

>>戦士系技能
>>魔法使い系技能
>>その他系技能
>>流派に関して
>>ヴァグランツに関して
>>一般技能
◆戦士系技能
武器を使って戦うための技能です。
技能名の横にある表記ですが、
テーブルAは「強力だが成長しにくい技能」で、主力として習得していくことになります。
テーブルBは「成長しやすいが、運用が限られる技能」で、単体での運用は難しいですが、冒険を補助するものとして大事な技能です。
様々な技能の組み合わせが可能ですので、冒険に旅立つ前の参考にしてみてくださいね!
◆ファイター技能/テーブルA
その名の通り、敵の目の前に立ち、武器を振るって戦う技能です。
筋力次第でほとんどの近接武器、投擲武器、鎧も装備可能となります。
【発祥】
ファイター技能の発生は、戦神ダルクレムが蛮族と共に神々の大戦を勃発させ、
平和が終わりを迎えたときにさかのぼると言っていいでしょう。
遙か過去から続く歴史の中で様々な技術体系が生まれ、国家や組織ごとに、武術系統が乱立しています。
それらは時に『流派』として、冒険者たちにも受け継がれている場合があります。
【兼業及び派生】
ファイター技能を他技能と同等、もしくはやや低いレベルで習得するケースでは、何よりも魔法戦士と呼ばれる存在がクローズアップされます。《魔力撃》でダメージを、《マルチアクション》で手数を増やし、ダメージ面では専業ファイターをも凌ぐ可能性も秘めていますが、命中や回避の点では仲間のサポートが必要になるでしょう。
また、ライダー技能との相性も良いでしょう。
掲載:ルールブックⅠ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆グラップラー技能/テーブルA
使える武器は格闘武器のみで、防具にも大きな制限を受けますが、特権となる戦闘特技《追加攻撃》を最初から自動で習得しており、手数の利を持っています。
なお、ラクシアにおいて格闘技は瞬時に打撃や効果を与えられる技を前提に体系づくられており、極め技・絞め技などはほぼ用いられません。
【発祥】
<大破局>によって多くの知識や技術が失伝したために、いつどこで生まれたのか定かではありません。
今ある格闘技の体系は、わずかに残った伝承者や記録を原点として再構築されたものです。
また、その際、種族によって独自の護身術としてグラップラー技能を発展させたことがわかっています。
【兼業及び派生】
魔法戦士を凌ぐ破壊力を持ちうるのが魔法拳闘士です。
魔法使い系技能の多くは重く動きにくい防具を装備するのに制限がありますが、
その点はグラップラー技能も同様であり、好相性と言えます。
なお、ライダー技能との並行習得には全く向きません。
掲載:ルールブックⅠ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆フェンサー技能/テーブルB
この技能で戦う場合には、武器の必要筋力に制限を受けますが、クリティカルが発生しやすいという利点を持っており、多彩な攻撃と一撃必殺のダメージを繰り出すポテンシャルを秘めています。
【発祥】
軽戦士のスタイルが最初に技術として体系だてられたのは魔法文明時代とされています。
当時、盛んに作られた魔剣を操るにおいて、いかに効果的に行えるか、剣術の研鑽が続きました。
その一部に、細身の剣を軽やかに使う技術へ特化したものが現れたのです。
【兼業及び派生】
フェンサー技能は軽装であることが要求されますが、それは他の軽装を要求する技能と相性がよいことも意味します。
ソーサラー、コンジャラー、フェアリーテイマー技能の習得者が前衛としても活躍したいなら、フェンサー技能との並行は有効です。
ライダー技能との組み合わせも同様です。
掲載:ルールブックⅠ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆シューター技能/テーブルB
特に射撃武器を扱えるのは戦士系技能で唯一この技能だけです。
他の戦士系技能と異なり、攻撃を回避する能力を基本的に持っておらず、近接戦に巻きこまれるのは危険です。
【発祥】
弓の使用における基礎的な技術体系は、魔法文明時代に形成されています。
魔動機文明時代に魔法によって弾丸を撃ち出す銃(ガン)が登場します。
しかし、〈大破局〉以降、銃と銃を使った射撃術は失われ、
現在では他の飛び道具と並行して教えられます。
【兼業及び派生】
ライダー技能との兼用は、射撃武器の大半が両手武器であるため、魅力的ながらも工夫を要する組み合わせです。
バード技能との並行も可能です。まず命中力が上昇する【モラル】を奏で、それを小鳥などのペットに歌わせ続けることで、
その効果を受けつつ、自身(のみ)の命中確保を計るのがセオリーです。
掲載:ルールブックⅠ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆バトルダンサー技能/テーブルA
「舞闘士」や「戦舞士」などと呼ばれる彼らは、筋力までの値の近接武器なら、どんな武器でも扱うことができます。
最大の特徴として、この技能を習得することで、通常よりも1つ多く戦闘特技を習得することができることが挙げられるでしょう。
そのため、状況に合わせた多彩な特技の組み合わせを実現できる技能です。
【発祥】
いつ、どこで発祥したのかは、定かではありません。
主にアルフレイム大陸南東部の、遊牧民や騎馬民族などを中心に発展したと考えられています。
「刃をその身に受けない」ことが重要視され、舞うような体術が発展していったと言われています。
また、冒険者ギルドに登録せず、放浪者として旅芸人やその用心棒となり、諸国を漫遊しているケースもあるようです。
【兼業及び派生】
バトルダンサーは戦士系技能の宿命として、兼業として低レベルのまま放置することには向きません。
そのため必然的に、主となる技能と同等のレベルを維持する必要があります。
魔法使い系との兼業が好相性で、魔法と組み合わせることで、バトルダンサーの多彩さはさらなる広がりを見せます。
掲載:バトルマスタリー
◆魔法使い系技能
魔法を扱うための技能です。
これらを習得しているキャラクター全般について記述を行うときには「術者」という言葉が使われます。
◆ソーサラー技能/テーブルA
真語魔法は直接的にダメージを与える魔法を多く持ち、同時に、魔法の明かりを灯すような便利な魔法も備えている、王道とも呼べる魔法体系です。
【発祥】
ソーサラーが用いる真語魔法は、神紀文明時代末期に生まれたとされています。
神々の戦争の中で第三の剣カルディアが砕けたことで、ラクシア世界にはマナが満ち溢れました。
このマナを活用し、様々な力を発現させるのが真語魔法です。
マナを誘導するための発動体(杖など)がなければ、真語魔法を用いることはできません。
【兼業及び派生】
ソーサラー技能と他技能を並立する場合には、とたんに選択肢が広がります。
まず、シューター以外の戦士系技能があります。
また、複数の魔法使い系技能の並行取得は、MPに大きなアドバンテージを得ます。
コンジャラー技能との並立は相性も最高です。
プリースト技能との並立もまた、回復と攻撃とをタイミング良く繰り出せ、大きな利点となります。
掲載:ルールブックⅠ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆コンジャラー技能/テーブルA
操霊魔法は、他のキャラクターを支援したり、人形を動かして偵察などに使ったりといった、特殊な魔法を多く揃えています。
成長すれば死者を蘇生させる魔法を使えることと、ゴーレムやアンデッドを作製し使役できるのも大きな特徴です。
【発祥】
古代魔法文明時代に、主流の真語魔法と並んで大いに発展したのが操霊魔法です。
操霊魔法は強化と創造、生命と魂について研究を進めていきました。
ゴーレムに代表される数々の魔法生物が生み出され、
また死者の蘇生と、そこから生まれる魂の“穢れ”についての研究も進みました。
【兼業及び派生】
並立して魔法使い系技能を習得するとき、防御や回復を得意とするプリースト技能とは
得意分野が被っているため、あまり相性がいいとは言えません。
逆に、ソーサラー技能やフェアリーテイマー技能は多くの攻撃魔法を備えることから、
魔法の選択肢が増えて好相性となるでしょう。
サポーターに徹するなら、補助動作で仲間を強化できるアルケミスト技能と同時に習得するのも強力です。
掲載:ルールブックⅠ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆プリースト技能/テーブルA
神聖魔法は仲間の回復や援護に強みを持っており、特に「蛮族」「アンデッド」に対抗するための魔法が充実しています。
技能習得時に信仰する神を一柱だけ定めます。そして、それに応じた特殊な魔法も追加で使えます。
【発祥】
世界に神が誕生したとき、同時に神官も生まれました。
世界最初の神となった“始祖神”ライフォスの勢力は圧倒的であり、いまなお世界でもっとも知られた神として信仰の対象になっています。
いつの時代も神官は存在し、神に祈りを捧げ続けています。そこに技術や知識の蓄積は必要なく、神聖魔法は神紀文明の太古より大きな変化はありません。
【兼業及び派生】
ファイター技能との組み合わせは兼業の筆頭候補で、「神官戦士」は一つの定番スタイルです。
ソーサラー技能と組み合わせて、大いに魔法を使いこなす選択も非常に有効性の高いものです。
仲間を強化するアルケミスト技能を補助でなく、同等レベルで所持するのもおもしろい選択です。
いずれの場合とも神聖魔法を基本に考えなければならないことは、心がけておきましょう。
掲載:ルールブックⅠ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆マギテック技能/テーブルA
便利な道具を作り出したり、特殊な効果を付与したりする魔法を使えます。
射撃武器〈ガン〉を活かすにはこの技能が必須で、〈弾丸〉に多様な効果を与え、射出することを可能にします。
【発祥】
魔動機術が成立したのは、魔動機文明アル・メナス時代です。
〈マギスフィア〉、魔動バイク、飛空船、魔動列車などが実用化されましたが、
約300年前に起きた〈大破局〉によって魔動機文明は破壊され、その技術の大半も失われてしまいました。
しかし、〈大破局〉を生き延びた技術者や知識人によって、最低限の技術や情報は残され、
遺跡からは様々な魔動機械が発見され、当時の技術は復元されつつあります。
【兼業及び派生】
シューター技能を同時に習得することで可能となる銃使いは、極めて優秀な攻撃者です。
武装に制限がない魔動機師の強みを生かし、ファイター技能と組み合わせて最前線で戦うのもひとつの選択です。
魔動バイクなどを作れるので、ライダー技能も習得したい技能ではあります。
掲載:ルールブックⅠ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆フェアリーテイマー技能/テーブルA
妖精たちと契約を交わし、自身のマナを代償としてその力を使ってもらう技術が妖精魔法です。
【発祥】
第三の魔剣カルディアが砕け、世界にマナが満ちたとき、妖精もまた生まれました。
神紀文明末期、この妖精を魔術に用いる技をエルフたちが編み出しました。
エルフたちは妖精たちと契約を交わし、宝石の輝きを通じて妖精を呼び出す技術を高め、
妖精魔法を体系としてまとめたものです。
【兼業及び派生】
鎧の制限を受けるフェアリーテイマー技能は、グラップラー技能やフェンサー技能との相性に優れています。
多様な攻撃魔法を持つ妖精魔法は、ダメージ生産能力はソーサラーに迫るものを持っています。
MPの利を得るために、他の魔法使い系技能と同時に習得するのもよいでしょう。
掲載:ルールブックⅡ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆ドルイド技能/テーブルA
森羅導師とも呼ばれる魔法使いの一種であり、攻撃魔法と支援魔法を得意とする森羅魔法を用いることができる技能です。
【発祥】
ドルイドの発祥は、神々の大戦が終わった頃から、古代魔法文明初期の頃だと考えられています。
動植物の魂と関わるドルイドは、普段から森の中など自然豊かな場所で暮らし、
鎮魂と修行のための自給自足の生活を送ります。
そのため都市部で暮らす者とは交流がほとんどなく、その存在を知る者も多くはありません。
【兼業及び派生】
森羅魔法は、金属鎧を装備することで魔力そのものにペナルティ修正が課されるため、重装戦士との相性はあまりよいとは言えません。
一方、他の魔法使い系技能と同時に習得する場合、要求される能力値が知力と精神力であるため、ストレスなく活用することが可能です。
兼業でドルイド技能を習得する場合、支援魔法の運用をメインに据え、攻撃魔法の使用はオマケぐらいに考えておきましょう。
掲載:モンストラスロア、メイガスアーツ
◆デーモンルーラー技能/テーブルA
デーモンルーラーが扱う召異魔法は、基本的に攻撃的な魔法や、自身を強化する魔法が中心となっており、魔法アタッカー、あるいは魔法戦士としての活躍が期待されます。
魔神召喚の能力も持ち、共に戦うことも可能です。
【発祥】
この技能が確立されたのは、古代魔法文明時代中期から末期にかけてです。
魔法文明時代中期を過ぎた頃、当時の魔法王たちは、異界との接触方法を確立し、魔神の召喚に成功します。
これらの魔神を召喚し、その能力を借り、あるいは支配して使役できる召異魔法の研究が発展しました。
現在では、デーモンルーラーは対魔神戦の専門家として、その知識と技術が継承されることとなったのです。
【兼業及び派生】
召異魔法には近接戦闘時に役立つ強化魔法が多数存在し、それらでうまく自身を強化していけば、極めて強力な戦士となれます。
デーモンルーラーは各種判定を行う際、金属鎧を着ているとペナルティを受けることがあるので、フェンサーやグラップラーとの相性に優れます。
また、ゴーレムを作って前線を構築できるコンジャラーや、妖精を使役できるフェアリーテイマーは好相性です。
掲載:モンストラスロア、メイガスアーツ
◆アビスゲイザー技能/テーブルA
アルフレイム大陸の最北部に存在する“奈落”。その影響で大陸各地に生み出される“奈落の魔域”の力を応用し、効果を発揮するという奈落魔法を使うための技能なのです。
【発祥】
この技能は、約3,000年前に古代魔法文明が滅びた後、魔動機文明時代に至るまでの狭間の時代に生まれたと考えられています。
最初に奈落魔法の基礎を確立した人物は、“奈落の魔域”に呑み込まれた後、数年間を過ごし、生き延びることで、奈落魔法を編み出したとされています。
【兼業及び派生】
回復魔法や探索系の魔法を持つことから、補助的に習得することも悪くない選択肢です。
武器に関する制限がほとんど存在しないため、戦士系と組み合わせても悪くないでしょう。
拡張効果を用いるために必要な〈悪魔の血〉などは、魔神の戦利品として獲得できます。そのため、戦利品を多数獲得できるダークハンター技能を習得するのも有効です。
掲載:アビスブレイカー、奈落を渡る者たち
◆ビブリオマンサー技能/テーブルA
この技能の習得者は秘文使いと呼ばれます。
複雑な呪文を唱える手順を〈魔導書〉に代替させ、その事前準備を前提に、強力な魔法を簡単に使えるものとしています。
【発祥】
古代魔法文明時代の初期に、各貴族家の秘伝とされた秘奥魔法。それを記した〈魔導書〉は門外不出だったゆえ、古代魔法文明滅亡後に、完全に失われてしまいました。しかし、近年、発掘された魔法王の墳墓から〈魔導書〉が見つかり、この神秘の魔法の解読・研究が続けられています。
【兼業及び派生】
ソーサラー技能やコンジャラー技能と同時に習得するのは、悪くないでしょう。
〈魔導書〉を持ち、防具も軽装であることが求められるビブリオマンサー技能は、戦士系などの前衛系技能との相性がいいとは言いがたいですが、武器・盾として使用できる〈魔導書〉も揃っています。
掲載:タイラントクリプト
◆その他系技能
武器や魔法のどちらでもない形で冒険に役立つ技能を指します。
探索に役立つものから、戦闘時に役立つものまで様々です。
探索や調査に役立つ技能
◆スカウト技能/テーブルB
隠密や隠蔽、探索、危険や罠の感知など、さまざまな能力を持っています。
戦闘における「先制力」の基準となる技能で、敵に先んじて行動するにはこの技能の持ち主が必要です。
掲載:ルールブックⅠ、ルールブックDX、エピックトレジャリー
◆レンジャー技能/テーブルB
薬草やポーションの扱いに長けているのが独特の強みです。
これらを高い効率で使用することで、自分と仲間の安全に貢献します。
◆セージ技能/テーブルB
特に、敵として登場する魔物の特徴や弱点を見抜く「魔物知識判定」で貢献します。
また、セージ技能を習得することで、様々な言語を覚えることができます。
戦闘に役立つ技能
◆エンハンサー技能/テーブルB
エンハンサー技能の使い手は練体士と呼ばれます。武器を使いこなす技能ではありませんが、魔法とは異なる「練技」が使えます。
練技は主に、命中力や回避力の強化、ダメージや防御力の向上といった戦闘力を補助する効果が中心となっています。
【発祥】
練体士らしき存在が文献に出現するのは意外と古く、神紀文明時代末期にはすでに存在していました。
元々はドラゴンなどに代表される幻獣が用いていたものだと考えられており、第三の剣カルディアが砕けた後、人間たちは空気中のマナを特殊な呼吸法で吸い込み、肉体を変化させる技術を確立していきました。
【兼業及び派生】
エンハンサー技能は、主に戦士系技能を中心に、その補助として使われる技能です。
この技能のみを追い求めて成長しても、得られるところは少ないでしょう。
必要と思える練技だけを手に入れるという習得の仕方で十分に役立つでしょう。
◆バード技能/テーブルB
魔法ではなく呪歌を操り、条件を満たしたら発動できる終律で攻撃や回復を行っていく技能です。
また会話に限ってですが言語を習得することもできます。
【発祥】
呪歌がいつ編み出されたかは定かではありませんが、古代魔法文明時代には既に存在していたことは明らかにされています。
もともとは、旅をしながら物語を語り、伝承を伝える吟遊詩人が自然に発見した技法です。
それら放浪の吟遊詩人たちが各地で交流し、知識と技術を教えあうことで発展し、ときに新しいものも創造されました。
魔法旋律の新しい形、終律が世に登場したのは、さらにあと、古代魔法文明時代も後期になってからです。
魔法の才がなかった者たちでも扱えるという特徴から、多数の吟遊詩人が身につけることになりました。
【兼業及び派生】
メインの技能とする場合が多いですが、楽器としての性能を持つ装備もそれなりの数存在しているため、バード技能を低めに抑えて前衛職についたりといった兼業は可能です。
支援や回復をメインとするプリーストやコンジャラーが、暇を持て余すよりはとバード技能を習得するケースもあります。
◆アルケミスト技能/テーブルB
〈マテリアルカード〉と呼ばれる特殊なカードを消費して、魔法的な効果を発生させます。
仲間を援護し、敵を弱体化させる効果を持つものが多数存在していますが、敵に直接に大きなダメージを与えるようなものはありません。
【発祥】
アルケミスト技能の発祥は、魔動機文明時代です。
魔法文明が滅びた後、「魔法を民衆のものに」とスローガンを掲げたアル・メナスが興りました。
錬金術はその様々な研究のひとつから発展したものです。
【兼業及び派生】
戦士系技能の習得者が、自己強化しつつ戦うことが容易な技能です。
むろん、後衛に控えるキャラクターが、味方を支援する道もあります。
魔法使い系技能やバード技能の習得者が兼業しても問題ありません。
難点は金食い虫なところ。レベルは必要と思われる賦術を習得できるだけで十分ですが、資金繰りに困る可能性があります。
◆ライダー技能/テーブルB
この技能を習得し、騎獣を乗りこなすものは騎手と呼ばれます。
自身だけでなく騎獣も強化し、騎手と騎獣の両方が動作を行い、騎芸によって戦闘や探索を有利に進めていきます。
【発祥】
ライダー技能そのものの発祥は、遥かな太古の昔、人が動物に跨り始めたときにさかのぼるのは間違いありません。
最初に騎獣として使われたのはホース(馬)を代表とする動物たちでした。
そこから幻獣、魔動機などの様々な騎獣を使う技術が培われていきました。
【兼業及び派生】
ほぼすべての騎獣が前線に出て敵と渡り合う能力を持つことから、ライダー技能はファイター技能やフェンサー技能と組み合わせて習得するのが一般的です。
ただしカテゴリ〈格闘〉の武器が使えませんから、グラップラー技能との組み合わせは厳しいでしょう。
後衛に位置するキャラクターは、騎獣の能力を遊ばせることになりがちで、お勧めはできません。
ただし、騎芸【遠隔指示】を習得することで、騎獣を独立して前線で戦わせることも可能であり、獣使いのように振る舞うことも可能です。
◆ジオマンサー技能/テーブルB
この力を発揮する者たちのことを、天地使いとも呼びます。
「相域」と呼称される力はMPを必要とせず、その最大の特徴は「対象は、領域内のすべてのキャラクターから1体、ランダムに選ばれる」点。
ある意味魔法より強力であり、同時に制御できない厄介な力とも言えます。
【発祥】
天地使いとも呼ばれるジオマンサーは、かなり認知度の低い存在です。
そのため発祥や発展、継承については、不確かな点が数多くあります。
ただ、英雄伝や伝承の中に、ジオマンサーや彼らが扱う「相域」と思しきものが登場するエピソードは意外と存在しており、「伝説上の存在」のように認識されていることがあります。
【兼業及び派生】
相域はMPなどは消費せず、〈ジオグラフ〉内に自動で溜まっていく「命脈点」を利用するため、魔法使いと相性のよい技能です。
それと同時に、移動に制限は受けてしまうものの、使用は補助動作であることから、前衛に移動した後に相域を使用する天地使い戦士、という構成も十分に可能です。
掲載:メイガスアーツ
◆ウォーリーダー技能/テーブルB
仲間を率いる軍師として、敵の機先を制し、いざ戦いが始まれば、「鼓咆」で仲間たちを強化、支援することができます。
「鼓咆」自体は自身への効果はありませんが、指揮を続けていると「陣気」というポイントが蓄積し、これを消費することで、軍師本人を強化する「陣率」を使用することができます。
【発祥】
ウォーリーダーの源流は、神紀文明時代の、神々の大戦の際に生み出されたと考えられています。
その技能が改めて認識され、再発展したのは、魔動機文明時代初期から中期にかけてとされています。
強力な魔法王たちが斃れ、再び軍勢による戦いの時代に戻ったことにより、優れた軍師の活躍が目立つようになったのです。
なお、蛮族やその他の魔物にはほとんど普及していません。
【兼業及び派生】
スカウトと並び、先制力を持つウォーリーダーは、戦闘開始時に先手を取るという重要な役目を担うことになります。
そのため、実用的に活用するには、ある程度以上のレベルを維持する必要があるでしょう。
また鼓咆はすべてが補助動作で使用されることから、あらゆる技能と組み合わせて活用することができます。
鼓咆の多くは、前線に立つ戦士系との相性が抜群です。
魔法使い系技能との相性もいいですが、声を届ける必要があるため、前線に近づかなければならない点に注意が必要です。
掲載:メイガスアーツ
◆ダークハンター技能/テーブルB
生命力(HP)を費やして武器を自在に操ったり、自身を強化したりすることが可能です。
こうした能力は「操気」と呼ばれ、レベルが上昇するごとに選択して獲得し、異なった個性を発揮するようになります。
【発祥】
対魔神戦に特化した能力を多数有するダークハンターは、古代魔法文明時代末期以降に確立された技能と考えられています。
しかしその一方で、対アンデッド戦にも優れた特性を持つことから、より古い時代から存在したという説も有力です。
ただ、戦力として魔神が多数召喚され、戦場に投入されていた古代魔法文明時代末期には、「操気」の技術が確立され、明確に活躍が記されるようになりました。
【兼業及び派生】
投擲には理力――精神力が要求される技能ですが、その投擲を理力に頼らず、戦士系技能で行うことで様々な種族でもダークハンターとして活躍することができます。
投擲攻撃は移動しながら行うこともでき、乱戦状態でも用いることができるため、戦士系(投擲ができないグラップラー技能を除く)とは優れた相性を見せます。
また操気には戦闘を補助したり探索に役立てたりするものも多数あることから、そちらの目的で獲得するのも選択肢のひとつです。
その場合、ダークハンター技能のレベル自体は低くても問題ないため、補助的に習得するとよいでしょう。
◆流派に関して
「2.5」の舞台であるブルライト地方も含め、あるフレイム大陸各地には様々な武術や技術、学問の体系が存在しています。
それらはまとめて「流派」と呼称され、各地方に住む、あるいは訪れた冒険者たちが入門することで身につけることができます。
※ゲーム的には、名誉点を消費することによって取得ができます。
技能とは違い成長したりはしませんが、流派ごとに特別な特技/魔法の会得や、特殊なアイテムの入手が可能になります。
複数の流派に入門することも可能です。
ここではその一部をご紹介。
サプリメント「博物誌」シリーズ、「バトルマスタリー」に掲載しておりますので、気になる方はぜひ手に取ってみてくださいね。
◆エステル式ポール舞闘術
各国の闘士が集う闘技場にて一世を風靡した、エステル・フロランタンという伝説的なチャンピオンの闘法です。
自身の身長をはるかに超える棹状武器(ボールウェポン)を突き立て、舞うように蹴り技を放つといった変幻自在の体術で、闘技場の観客を魅了し続けました。
彩り鮮やかなブーツ類を身に纏い放つ蹴り技は「七色の蹴り」と呼ばれ、エステル自身が開いた道場を中心に、闘技場内外にその技が伝えられています。
流派の使用には2Hの〈スタッフ〉が必要ですが、グラップラーには武器の代わりに使用できる流派独自の棒が販売されています。
掲載:ブルライト博物誌
◆アースト強射術
元々はランドール地方を転戦した、アースト強射団と呼ばれた傭兵団が用いた戦闘法です。
貧乏かつ間に合わせの装備が多かったという彼らが編み出したのが、とにかく遠距離からの攻撃で損害を与え、少しでも自分たちが生き残る可能性を高める戦い方でした。
大きな石や持ち手の力に余る射撃武器などを強引に使いこなすために編み出されたその技術は、持たざる者の集まりとは思えない戦闘力と火力を得るに至りました。
やがてその特殊な飛び道具の扱い方は広く知られるようになり、蛮族との戦う冒険者にも伝わったとされています。
独自の武器として「石」を伝えているほか、自身の筋力では本来扱えない武器を使った秘伝を伝えています。
掲載:バトルマスタリー
◆オルフィード式蒸発妖精術
〈大破局〉の際に水没し滅亡しかけた過去を持つこの国を救ったのが、炎と土の妖精魔法を得意とする大魔法使い、“赤き鱗”ヴィンツアードでした。
水中から迫る蛮族を、湖を熱湯に変えることで殲滅。
以降も度重なる猛攻を魔法と計略をもって退けたといわれています。
彼の技はオルフィード湖国軍に受け継がれ、国を守る象徴として称えられています。
現在はそうした技法や魔法の一部を外部に開放しており、冒険者たちも身につけることが可能になっています。
ただし、入門にはオルフィード湖国の同盟者として振舞うことが求められ、反した行いをすれば相応の報いを受けることとなります。
秘伝となる魔法の使用には特別なイヤリングが必要なほか、土属性と炎属性の両方を指定されているランクで行使できる必要があります。
掲載:ドーデン博物誌
◆オークファルト念闘術
投擲武器の操縦や強化を行っていた「念」を自らの手足に直接纏わせ、武器とすることで、見通しが悪く樹木が密集した深い森といった、投擲術が役に立ちにくい状況下でも戦うことが可能になります。
肉体的な非力を精神力で補い、魔神の硬い甲殻や皮膚を貫く高い戦闘力を身につけることができます。
その技で多くの魔神を討伐した彼女の技術は、セブレイ森林共和国にて今も脈々と受け継がれています。
流派として伝えるアイテムは存在しませんが、秘伝《念武肢》により、様々な格闘系の武器を生成することができます。
扱うには精神力と、対応する武器の習熟が必要です。
掲載:ウルシラ博物誌
◆ヴァグランツに関して
サプリメント「アウトロープロファイルブック」にて登場した、冒険者と異なる道を進むもの。
それが“放浪者”ことヴァグランツです。
冒険者ギルドに所属していないため、ギルドの各種恩恵を受けることができません。
敵対はしていないので一緒に冒険することも助け合うことも可能です。
その代わり、彼らは独自の戦い方を身につけており、専用の《ヴァグランツ戦闘特技》を習得することが可能です。
従来の戦闘特技とは一風変わったものも含まれ、独特な戦い方を楽しむことができるでしょう。

◆一般技能
サプリメント『エピックトレジャリー』にて導入された、冒険者技能とは別にキャラクターが持っている能力のこと。
たとえば、防具職人という職業に対応して、アーマラーという一般技能があり、この技能を持つ者は、防具職人が持つ能力、職能を保有していることになります。
判定などに役立てることもできますが、基本的にはキャラクターの個性を表現し、ロールプレイを楽しむ助けになるよう用意されたものです。
新たなキャラクター表現の一助として、ゲームマスターや他のプレイヤーと相談の上活用してくださいね。
こちらの技能に関してはサプリメント『ラクシアライフ』にて詳しくまとめています。
2025/12/26公開 2026/01/13更新





























