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ソード・ワールド2.5 種族紹介

ソード・ワールド2.0/2.5の舞台「ラクシア」には数多の種族が暮らしています。
ここでは「アルフレイム大陸」にてプレイ可能な種族たちを紹介します!

◆人族

人間


イラスト:黒井ススム

人間はラクシアで一番数多く存在する人族で、冒険者の数も最多です。見た目は現実世界の人間と変わりません。どの技能にも適性があり、運命を切り拓く力を持っていると言われています。
15 歳で成人として扱われ、寿命は約100年です。
また、人間はゲーム内時間の1日に1回だけ、特定の判定等で振ったサイコロの出目を裏返す[剣の加護/運命変転]を持ちます。様々な場面で活躍できる種族です。

◆サンプルキャラクター/人間の戦士◆
片手半剣と革鎧で武装した人間の戦士です。
戦闘では剣を持って敵の前に立ち、とどめにはダメージが増える戦闘特技《全力攻撃Ⅰ》を使っていきます。
回避力が下がってしまうので、ここぞというときを狙っていきましょう。
また、スカウト、レンジャーといった技能も習得していますので、観察、技巧、運動といった幅広い判定で仲間に貢献できます。
自身の得意分野で仲間を助け、積極的に活躍しましょう!

掲載:ルールブックⅠルールブックⅢ(高レベル版)

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エルフ


イラスト:黒井ススム

人間より背が高く、美しく優雅な姿をした種族で、魔法を得意とします。湖や川など、淡水の水辺や湖畔に好んで暮らします。自然を愛し、ゆったりと長い人生を楽しむことを好みますが、好奇心が強いため旅に出るエルフも珍しくありません。
人間よりもやや華奢で頭がよいので、魔法を使うのに適した能力をしています。すばやくて器用な者も多いので、レンジャーやフェンサー、シューターにも向いています。15 歳で成人と扱われ、最大寿命は約500 年です。たいていは成人してから冒険者になり、300 歳程度からゆっくりと老い始めます。

◆サンプルキャラクター/エルフの神官剣士◆
小剣と小型の盾を持つ、エルフの神官剣士です。水に近しい種族で、水中でも1時間は行動の制限を受けません。毒や病気に強いのも特徴です。
このキャラクターは始祖神ライフォスを信仰している神官です。仲間を助け、傷を癒やす神聖魔法が使えます。仲間がピンチに陥ったときや、強敵と対峙するときは、回復役として惜しまず魔法を使っていきましょう。
また、軽い剣と鎧を使う軽戦士としても活躍できます。専門の戦士には及びませんが、露払いやサブアタッカーとしては十分に役割を果たせるでしょう。フェンサー技能は他に比べ、クリティカルと呼ばれる必殺の一撃が出やすくなっている技能です。
魔法を使う必要がないときは、武器を振るって戦ってみましょう。セージ技能による知識の判定でも、仲間を助けることができます。
多彩な技能と選択肢を適切に選び、仲間を支えていきましょう!

掲載:ルールブックⅠルールブックⅢ(高レベル版)

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ドワーフ


人間より背は低いながら、頑健な体と強靱な筋肉を持つ種族です。
多くの男性は濃いひげを生やし、がっしりした体格をしています。女性にひげはなく、成人しても人間の少女に似た姿のまま、生涯ほとんど老けません。男女とも、頭髪を含む体毛は金属系の色や派手な原色、中にはピンクや緑などの奇抜な色になる傾向にあります。
頑固で一本気な性格の者が多く、非常に仲間想いでもあります。己を鍛え、より強くなろうとする種族性があり、優秀な戦士となります。また優れた武具や細工物を作ることでも有名です。
多くの場合、山間部に鉱山町を作って暮らしていますが、蛮族との戦いの場を求めて人間とも積極的に交流し、傭兵や冒険者となるものも多数います。
15 歳で成人と扱われ、最大寿命は200 年ほどです。たいていは成人してから冒険者になり、死ぬまで己を鍛え続けます。

     


イラスト:黒井ススム

◆サンプルキャラクター/ドワーフの神官戦士◆
汎用性の高い打撃武器と、金属鎧で武装したドワーフの神官戦士です。ドワーフはエルフほどではないものの、人間よりも長命な種族です。炎でダメージを受けない、という特徴も持っています。
このキャラクターは奈落の盾神イーヴを信仰している神官であり、同時に金属鎧を着た重戦士でもあります。攻撃を避けることは得意ではありませんが、鎧と盾で護られた身体は、たいていの攻撃は受け止められます。
戦闘特技《かばうⅠ》は、すぐ横で戦う仲間の代わりに、攻撃を受けるものです。怪我をしてピンチになっている仲間や、攻撃に専念している仲間をかばうことで、損害を最小限に食い止められます。
自身や仲間が怪我をしたときは、神聖魔法で傷を癒やしてあげましょう。堅牢な肉体で敵の攻撃をひたすら受け、最前線で存在感を出しましょう!

掲載:ルールブックⅠルールブックⅢ(高レベル版)

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タビット


イラスト:黒井ススム

タビットは身長1mほどの、直立したウサギのような姿をした種族です。体毛の色はさまざまで、手足には肉球がありますが、道具を使ったり、靴を履いたりするのは人間と同じです。知識の収集を好み、真実の探求に打ち込むことを生きがいとしています。
魔法に卓越した才能を発揮し、どんな魔法でも使いこなせる素養を持ちます。しかし神聖魔法だけはどうしても習得できず、多くのタビットは「自分たちが太古の神々の戦で敗れ、呪いをかけられた神の末裔だから」だと考えているようです(真相は不明です)。
魔法に優れた才能を発揮する反面、短い足と腕のために、動きは鈍く不器用です。10 歳で成人として扱われ、寿命は50 年ほどです。
たいていは成人前の5歳くらいから冒険者になり、死ぬまで冒険者であり続けます。

◆サンプルキャラクター/タビットの魔法使い◆
タビットの魔法使いです。タビットの特徴はその類まれなる知識の高さです。寿命は人間よりも短いものの、成熟するのが早く、文官や学者などとして、多くの街で重用されています。
冒険者としてのタビットは、優れた魔法使いとして仲間に貢献します。このキャラクターは2つの系統の魔法を習得し、状況に応じて最適な魔法を使うことで、危機を回避したり、仲間を助けたりできます。個々の魔法の使い方については、はじめは戸惑うかもしれませんが、「このときはコレ」というように、ひとつずつ使い方を覚えていきましょう。また、魔法を使うとMPを消費しますので、その管理にも気を配ってください。
魔法に特化するあまり、ほかの事はあまり得意ではありません。ただし、危険が近づいているときは種族の特徴である[第六感]で、いち早く察知できます。
多くの魔法を使いこなし、魔法使いとして活躍しましょう!

掲載:ルールブックⅠルールブックⅢ(高レベル版)

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ルーンフォーク


イラスト:黒井ススム

ルーンフォークは自然に生まれた種族ではなく、2,000 年ほど前に興った魔動機文明で作られた人造人間です。
基本的に人間と同じような姿と肉体構造をし、食事や睡眠も人間と同じように行います。男性型の多くは大柄、女性型の多くは小柄に作られています。また人間と見分けるためか、必ず首が硬質素材に覆われており、それ以外にもどこか、耳や顔の一部、腕や足などが硬質素材となっています(プレイヤーが任意に決定します)。
ルーンフォークは筋力と器用さに優れ、優秀な戦士や射手となります。その出自ゆえマギテックとなる者もよく見られます。神の声が聞こえず、神官は存在しません。
寿命は、動作できる期間ということになります。約50 年は安定しますが、それ以降は突然機能停止(死去)することがあります。生まれてから死ぬまで姿は変わらず、生後即冒険者となる者もいます。

◆サンプルキャラクター/ルーンフォークの銃手◆
ルーンフォークと呼ばれる、人造人間の種族です。両手持ちの銃を武器として扱います。
このキャラクターは魔動機術という、マギスフィアを用いる魔法を扱います。魔動機術の中には銃の弾丸に魔力を込めるものがあり、それを飛び道具として扱うことで、強力な攻撃が行えます。弾丸の種類は豊富で、中には仲間を回復させるものもあります。《ターゲッティング》の戦闘特技があるため、狙った相手と違うものに当ててしまうこともありません。学者としての知識もあり、敵の弱点を見抜いたりもできます。
強力な銃撃を当てていき、敵を倒して仲間の被害を最小限に抑えましょう!

掲載:ルールブックⅠルールブックⅢ(高レベル版)

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ナイトメア


イラスト:黒井ススム

ナイトメアは人間やエルフ、ドワーフから生まれてくる、突然変異です。生まれながら魂に“穢れ”を1点持ち、その影響で頭部に1~2本の小さな角、体に痣を持ちます。肌は極端に色白ですが、そのほかの見た目は人間とあまり変わりません。
“穢れ”を持つため、忌み子として社会的には忌避されがちですが、冒険者としては優秀であり、魔法戦士として高い適性を持ちます。そのため、冒険者としては差別なく、歓迎されます。
ナイトメアは15 歳から成人として扱われます。最大寿命は定かではなく、老衰で死んだ記録はありません。成人前に冒険者となるケースも多く、ほとんどは死ぬまで冒険者であり続けます。

◆サンプルキャラクター/ナイトメアの魔法戦士◆
巨大な斧と金属鎧で武装した、ナイトメアの魔法戦士です。
小さな角がある以外、見た目は人間と変わりありませんが、種族の特徴である[異貌]を使うと、肌は青白くなり、頭にある角が肥大化します。その姿は魔物や魔神などに似ていると言うものもいますが、多くが実力主義である冒険者たちは、気にしません。
このキャラクターは両手斧で強力な攻撃を行いながら、操霊魔法による援護を行えます。特に戦闘特技《魔力撃》を用いた攻撃は非常にダメージが高く、生半可な敵なら一撃で倒せるほどの威力があります。
魔法を使うとき、そのままの姿では鎧によるペナルティを受けてしまうため、できるだけ[異貌]してから魔法を使うようにしましょう。
戦い以外のことに関してはやや苦手ですが、高い能力値である程度はカバーできます。
時には攻撃、時には魔法と使い分けながら、敵の殲滅に全力を尽くしましょう!

掲載:ルールブックⅠルールブックⅢ(高レベル版)

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リカント


イラスト:黒井ススム

リカントは、アルフレイム大陸に暮らす人間型種族で、豊かな体毛に覆われた尻尾と耳を持ちます。頭部を肉食獣の姿に変化させる能力を持ち、主に野外での生活や活動を得意としています。
男性は人間よりやや大柄ですが、女性は人間とあまり変わりません。細身ながら筋肉質であり、敏捷性に優れています。知性も高く、罠を見破ることも得意としており、優れた戦士、密偵、狩人となります。獣の姿になることで筋力を強化できますが、反面、唸るような独特の発声しかできなくなり、多くの魔法を使えなくなってしまいます。
かつてその姿や特性から、ライカンスロープ(狼人間など)と混同され、迫害された過去があり、以来強い敵対心を持っています。
15 歳で成人とみなされ、寿命は約150 年です。

◆サンプルキャラクター/リカントの拳闘士◆
拳と脚を強化する武器と、動き易い防具で武装した、リカントの拳闘士です。
この種族は、頭部を獣の姿に変えることが可能です。その姿では筋力が増し、武器のダメージや力任せの判定の結果などが非常に高くなります。反面、リカント語以外が話せなくなってしまいます。
このキャラクターは拳闘士として拳や蹴り、投げ技などで攻撃できます。拳や蹴りでの攻撃は、戦闘特技《追加攻撃》の効果により、一度の機会に2回、組み合わせて行うことが可能です。投げ技は1回しか行えませんが、命中すると相手を転倒させることができ、その後に有利な状況を作り出すことができます。
密偵、賢者としても優秀で、このキャラクターひとりで多くの状況に対応することが可能です。仲間にひとりいれば、安心でしょう。
拳闘士の宿命として、鎧は簡素なものに留まり、盾を持つことができないため、攻撃を受けそうなときは仲間に助けてもらうとよいでしょう。
他を圧倒する手数を引っさげ、獣の姿で縦横無尽に駆け巡りましょう!

掲載:ルールブックⅠルールブックⅢ(高レベル版)

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リルドラケン


イラスト;黒井ススム

直立した小型のドラゴンです。一見恐ろしい姿をしていますが、第一の剣ルミエルの加護を受けたことから、人族として数えられています。見た目に反して交流を好み、社交的で、交易商人になる者も多数存在します。独自の国家を形成することもありますが、人間の国家で共存していることのほうが多く見られます。
卵から生まれて、3回の脱皮(約30 歳)で成人として扱われ、寿命は約300 年です。

◆サンプルキャラクター/リルドラケンの練体士◆
両手持ちの打撃武器と金属鎧で武装した、リルドラケンの重戦士です。
このキャラクターは敵を武器で攻撃することが、主な役割です。
そのための強力な武器と防具は十分な水準で備えています。ここぞと言うときには練技【マッスルベアー】を使うことで、短時間だけ、熊のような膂力を得られます。《全力攻撃Ⅰ》と併用することで、仲間内でも随一のダメージをたたき出すことができるでしょう。
戦闘中に種族特徴[剣の加護/風の翼]で飛行すれば、敵からの近接攻撃を回避しやすくなり、自身の攻撃も命中させやすくなります。
これも時間に制限のある効果なので、使いどころをしっかり考えておきましょう。[鱗の皮膚]は攻撃に耐えられる能力、[尻尾が武器]はいざというときに武器として扱える能力です。
高い攻撃力と耐久力を存分に発揮し、敵の前に立ちはだかりましょう!

掲載:ルールブックⅡルールブックⅢ(高レベル版)

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グラスランナー


イラスト:黒井ススム

草原を旅する小さな人族で、陽気で能天気な放浪を好む種族です。
なぜかマナ(魔法の源)に反応しにくい体質を持ち、そのせいで魔法にはあまり興味がありません。
どこから来たのか、どこで生まれたのかは謎の種族です。彼らは記録も残さないので、真相は闇の中です。ごく稀にですが、地下迷宮や“奈落の魔域”で魔神と一緒にいるところを目撃されることから、異世界から来たという説すらあります。
成人しても人間の子供と見間違えるような体格ですが、15 歳で肉体的な成熟を迎え、寿命は約200 年といわれています。しかし多くの場合、好奇心がグラスランナーを殺します。

◆サンプルキャラクター/グラスランナーの吟遊詩人◆
小型の楽器を抱えた、グラスランナーの吟遊詩人です。
バード技能は、呪歌と呼ばれる特別な効果を持った歌を、広範囲に響かせる技能です。効果はわずかなものがほとんどですが、対象が無差別であること、魔法生物などには効果がないことが特徴です。
バード技能で呪歌の効果を発揮させると、「楽素」と呼ばれる歌のチカラが奏者に貯まります。これがある程度貯まったら、「終律」と呼ばれる曲の終わりを演奏できるようになり、強力な効果を発揮できます。このキャラクターが習得している終律は【終律:春の強風】というもので、攻撃魔法のような使い方が可能です。
スカウト技能も高く、探索や戦闘時の先手争いなどでパーティに貢献できます。武器での攻撃はできず、魔法も使えませんが、活躍は決して他のキャラクターに引けを取りません。
状況に応じた呪歌を奏で、戦いを望むままにコントロールしましょう!

掲載:ルールブックⅡルールブックⅢ(高レベル版)

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メリア


ラクシア全体でも珍しい、植物から人族になった種族です。
見た目は人間そっくりですが、頭や肩、手首など、目立つ場所から花が1~数輪咲いており、感情に応じて咲いたりしおれたりするのが特徴です。男女の性差もあり、外形は人間とかなり似ていますが、内部は植物に近い単純な構造で、そのせいか生命力、耐久力に優れます。睡眠が不要であったり、種の形で子を成すなど、かなり特殊な種族です。
能力的に差異はないものの、短命種と長命種が存在し、短命種は種を土に植えてから1 週間ほどで幼児の姿になり、半年ほどで成人します。長命種は、1年ほどで幼児の姿になり、20 歳で成人します。寿命は短命種で10 年程度、長命種で300 年程度生きます。

    


イラスト:黒井ススム

◆サンプルキャラクター/メリアの妖精使い◆
このキャラクターは武器などは扱わず、主に妖精魔法を行使する妖精使いです。
妖精魔法は6つの属性の中から任意の4種を選び、それぞれの属性の魔法を使いこなします。選ぶ4種は1日ごとに変更が可能なので、その日の気分や仲間の構成、冒険の目的などで選んでかまいません。
また、妖精の力を一時借りる基本の魔法も使うことができ、魔晶石を使うことで短時間だけ望んだ妖精を召喚することも可能です。その間妖精使いは妖精魔法を使えなくなるため、使いどころは考える必要がありますが、呼び出された妖精は、頼もしき友人として活躍してくれます。
属性の特徴を見極め、状況に合った魔法で仲間をサポートしましょう!

掲載:ルールブックⅡルールブックⅢ(高レベル版)

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ティエンス


イラスト:黒井ススム

ティエンスの誕生は、約3,000 年前に滅びたとされる、古代魔法文明デュランディル時代末期まで遡ることができます。
魔法文明以前、神話の時代の終焉に存在したアストレイドと呼ばれる神性生物。ティエンスは、人間とこのアストレイドの体をマナを用いた実験によって合成し、人工的に生み出された種族とされています。
生み出された理由は諸説ありますが、もっとも有力なものは、“奈落”から現れる魔神に対抗するためだったとされるものです。
そのため、ティエンスはいまなお、アルフレイム大陸の北部、特に“奈落の壁”周辺で多く見られます。
ティエンスの寿命は、50 年程度と短く、40 歳を過ぎた頃から急激に老い始めます。しかし彼らは自らの意思で仮死状態になることができ、その間は加齢することもなく、何年でも眠り続けます。

◆サンプルキャラクター/ティエンスの騎手◆
馬に跨がるティエンスの騎手です。
剣士でもあり、片手剣と革鎧で武装しています。手綱を操るため、盾は持っていません。騎手と馬、両方が戦う能力を持ち、前線を支えます。
ティエンスは“奈落”の魔神に対抗するために生み出されたとされる種族で、身体の一部に球体のような突起を持ちます。目立った弱点のない優秀な能力値と、近くの生物と言語なしで意思を疎通する[通じ合う意識]という種族特徴を持ちます。これにより、自分の乗る騎獣と心を通わせ、より強力に共闘します。
馬に乗って爽快に駆け回り、コンビネーションによる戦闘を体感しましょう!

掲載:ルールブックⅢ

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レプラカーン


イラスト:黒井ススム

レプラカーンは、古代魔法文明時代には存在したとされる種族ですが、よく知られるようになったのは、魔動機文明時代になってからです。
身長は総じて人間の子供程度しかなく、男性で平均130㎝程度、女性で120㎝程度です。毛の生えた大きな耳が特徴であり、男性は豊かな髭をたくわえています。この髭のせいでドワーフと見間違えられることがありますが、レプラカーンのほうがかなり小柄かつ華奢で、機敏です。また、総じて人見知りであり、見知らぬ相手と出会えば、すぐに種族特徴である[姿なき職人]の力を用い、消えてしまいます。
機械いじりや細工物を得意とし、いまでもマギテック協会でその才能を発揮しているレプラカーンの姿を見ることができます。
寿命は比較的長く、約200 年ほどです。そのため、性格はややのんびりしています。しかしひとたび仕事に集中すれば、非常に素早く繊細な手さばきを見せることも有名です。

◆サンプルキャラクター/レプラカーンの錬金術師◆
レプラカーンの錬金術師です。
賦術という独自の技を扱うアルケミスト技能を習得しています。同時にクロスボウを扱う射手としてシューター技能も習得しています。
賦術は、仲間の援護や敵の妨害を行うことに優れています。その効果は、それに費やした〈マテリアルカード〉のランクに依存しており、高ランクのカードは戦局を一気に覆す可能性を秘めています。
とはいえ、高ランクのカードは高価でもあり、乱発していては、冒険の報酬が吹き飛んでしまいます。使いどころを見極め、ここぞでの活躍を目指しましょう。

掲載:ルールブックⅢ

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アルヴ


イラスト:黒井ススム

アルフレイム大陸北部を中心に、各地に生息する希少な種族です。
見た目の特徴は、蝋のように白い肌と、黒い眼球、そして金や赤に光る瞳です。背丈は人間と変わりませんが、多くはほっそりとしており、知力に優れ生命力に劣っています。
その外見と、魂に“穢れ”を持つこと、及びその生態から、蛮族と間違えられ、迫害されることも多く、極力ひっそりと暮らしています。そのため、見かけることは稀な種族です。
そして彼らの最大の特徴であり難点は、他者の「マナ」を吸わねば生きていけないことです。
アルヴは、触れた相手から、体内のマナを吸い取ることができ、また1週間に1回(1点)以上吸わねばなりません。
15歳で成人とみなされ、寿命は250年ほどです。

種族特徴
[暗視][吸精]

掲載:アウトロープロファイルブック

ウィークリング


イラスト:黒井ススム

人族の中に、生まれながらにして“穢れ”を持っているナイトメアがいるように、蛮族にも本来ならば持っているはずの“穢れ”が少ない者が稀に生まれてきます。それが、ウィークリング──モヤシ野郎と呼ばれる者たちです。
その姿は人間に近く、そこに親の特徴が合わさったような容姿をしています。
その能力は、筋力や生命力に優れ、知力や精神力に劣る傾向があります。しかしそれも、出自によってある程度違いはあり、向き不向きも異なってきます。
幼少期に虐待されるのが常ですが、奇跡的に生き延び、蛮族社会を飛び出したのが、PCとなるウィークリングです。
そのため思慮深い者が多く、人族の価値観も理解しています。
ウィークリングの背丈は、総じて人間と同じかやや高く、身体的には15歳で成人となります。寿命は親の種族に関係なく、100年程度です。

ガルーダのウィークリング
種族特徴
[未熟な翼][切り裂く風]

掲載:アウトロープロファイルブック



タンノズのウィークリング
種族特徴
[水中適性][甲殻の手]
イラスト:モレシャン

バジリスクのウィークリング
種族特徴
[石化の視線][毒の血液]
イラスト:モレシャン

ミノタウロスのウィークリング
種族特徴
[暗視][剛力]
イラスト:モレシャン


シャドウ


イラスト:黒井ススム

元々はアルフレイム大陸の西にある、レーゼルドーン大陸を中心に生息していた種族です。PCとなるのは、西の大陸から漂流してきたり、海を渡ってきたりした者たちです。
その名の通り、まるで影のような灰色の肌を持ち、暗闇を見通す3つの目を持つ神秘的な容貌をしています。その瞳は青や緑、金などの色を持ち、猫に似ていて、光に反応して変化します。髪は銀髪や白髪が多く、稀に黒髪もいます。身長は人間よりやや高く、鞭のようにしなやかな四肢は器用さと敏捷性に優れ、隠密や密偵、暗殺者として活躍するのに十分な能力を有しています。
遥か古来より傭兵や暗殺者として生きてきた歴史を持ち、そのため契約を重んじ、一度した約束は決して破らないことでも有名です。
シャドウは15歳で成人とみなされ、100年程度で寿命を迎えます。

種族特徴
[暗視][月光の守り]

掲載:アウトロープロファイルブック

ソレイユ


イラスト:黒井ススム

背が高く、極めて均整の取れた、重厚な筋肉美を誇ります。
美男美女が多く、性格は陽気かつ前向きで、楽天的で、誰とでも打ち解けやすい傾向にあります。
太陽神ティダンの眷属とも考えられており、密林や群島海域など、あまり文明化されていない未開の地に本来は生息していました。漁に出て流された者が、世界各地に広がっていったと考えられています。
種族特徴として、己の肉体を瞬間的に輝かせ、敵の目を眩ませることができます。また、日中は睡眠に高い耐性を持ち、太陽下ではHPを回復する能力も持ちます。逆に、夜はすぐに寝てしまいます。
極めて優れた筋力を持つ反面、知力や精神力は貧弱です。
また、己の肉体を誇示するためか、あまり鎧を着たがらない傾向にあります。彼らの言語も、ポージングを活用した無声言語であり、非常に独特です。また、体に太陽を意匠化した刺青を入れる文化を持ちます。
15歳で成人となり、寿命は約300年と考えられています。

種族特徴
[輝く肉体][太陽の再生][太陽の子]

掲載:アウトロープロファイルブック

2018/07/12公開 2022/04/06更新