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ソード・ワールド2.0サプリメント エイジ・オブ・グリモワール作品紹介

本ページでは9月20日に発売するサプリメント『エイジ・オブ・グリモワール』を紹介します。

※魔法文明時代を舞台にする際は、ルールブックⅠがあれば遊ぶことが出来ます。
 勿論追加ルールブックやサプリメントがあれば、より幅広く冒険を楽しめます。

また、本サプリメントに掲載されているデータは、現代ラクシアの冒険においても使用可能です。
導入する際は、GMやプレイヤーの皆さまと相談の上、合意を得るようにしてください。

ラクシア伝説の時代『魔法文明時代』が遂にデータ化!
謎に満ちた歴史の全てが明かされる!

エイジ・オブ・グリモワールでは、謎に包まれていた魔法文明デュランディルが遂にデータ化!

第三の剣が砕けた直後――魔法が生まれ、人族が最も力を持っていた時代。
その魔法を極め、人々を支配したのは、“魔法王”と呼ばれる恐るべき魔力の持ち主たち。
神が残した神性生物『アストレイド』の脅威、そして、魔法王による群雄割拠の戦乱の時代。
栄華と退廃に満ちた魔法文明を、体験せよ!



PCたちは“貴族”となり、魔法文明時代を生き抜く

魔法文明時代には、冒険者は存在しない。
PCは、“貴族(ブルーブラッド)”と呼ばれる特別な存在となり、“平民(コモン)”たちの上に君臨することとなる。

当然、冒険者の宿もこの時代には存在しない。
代わりに貴族たちはサロンと呼ばれる集会を開き、情報交換を行っていた。
PCたちは魔法王や平民たちの依頼を受け、冒険に繰り出す。

他にも、この時代には賭博場や闘技場といった、人々が享楽にふける施設が幾つか作られていた。
物語の舞台として、これらの場所は活躍することだろう。


【サロン】
サロンに集まった貴族や士族は、思い思いの会話を楽しむ。そしてその中には、個人的な力だけでは解決できない問題や、いずれ皆に降りかかる危険や脅威などの話題もあり、これをサロンメンバーで協力して解決に乗り出すこともあった。

イラスト:みかきみかこ


【賭博場】
平民の間では、カード遊びをはじめとした賭博が流行し、ときには貴族がお忍びで賭場に現れるようになるほどの発展をみせた国もあった。

イラスト:笛吹りな

新技能“アリストクラシー技能”

PCである貴族たちは、平民たちを文字通り従える力を持っていた。
それが貴族の支配力(ドミニオン)であり、その魔法的な側面を持つ技術がアリストクラシー技能である。
PCである貴族たちは軍団(レギオン)と呼ばれる配下を従え、戦いに挑む。
レギオンは屈強な戦士たちであったり、動物であったり、時には無機物であったと言われている。


イラスト:アリオ

イラスト:石商



この他にも、2つの新技能“グリモワール技能”・“アーティザン技能”が登場。
新たな技能を手に、ラクシア伝説の時代を生きよ。


グリモワール技能
真語・操霊・深智魔法を超える強力で簡便な魔法を、という理想をもとに生み出されたのが秘奥魔法であり、グリモワール技能はこれらの魔法を扱うための技能である。グリモワール技能を持つものは、特に他の魔法系統と区別して「秘術師」または「秘奥使い」と呼ばれる。秘奥魔法は<魔導書>に記されており、ページをひらき文字を指でなぞり発声することで行使する。

イラスト:笛吹りな


アーティザン技能
魔法文明時代で人々がマナを魔法とする体系を整える中で、あらかじめ用意した器に魔法の力を込めて利用する、という研究が行われた。神器やアーティファクトの作製、研究と並行して発展したその技術は「魔工」、アイテムは「魔器」として浸透し、やがてそれを操るための技法が確立していった。「魔器」に「呪印」を書き込むことで準備し、使用時には呪印にマナを注ぎ込んで「アクティベート」する。

イラスト:かんくろう

滅びの宿命を帯びた2つの種族“ノーブルエルフ”&“マナフレア”

魔法文明時代には、後の時代では滅びたとされる2つの種族が存在していた。
それが、ノーブルエルフとマナフレアである。


ノーブルエルフ
エルフの上位種とされる種族。 より強い水との結びつきや先天的なカリスマ性を持ち、少なくとも寿命的な意味では不老不死であるなど、様々な面でエルフ族を超える特性を有している。

イラスト:日野慎之助

マナフレア
第三の剣が砕けた影響で誕生したとされる種族。 全身から噴き出すマナの炎が特徴で、マナの炎を自在に操り、ものを持ったり、扱ったりすることができる。この炎は「マナの手」あるいは「第三の手」などとも呼ばれ、武器や盾などを扱うことができる。

イラスト:日野慎之助

古代の脅威/狂えし神性生物“アストレイド”&古代の魔物達

魔法文明時代には、“神々の大戦”で用いられた「天使」と呼ばれる神性生物が残され、殺戮の意志を持つ災害として、恐れられていた。
後に“アストレイド”と呼ばれるこの天使たちは、冒険の大きな脅威として、現れるだろう。

また、魔法文明において、魔神たちがはじめて召喚された。
蛮族にも後の時代に滅びたとされる種族もおり、現代ではみられない、生態系が存在していた。


アストレイド・ヴァチューズ
身長が5mを超える人型アストレイド。百体を超えるアストレイドの軍団を率いる立場にあったとされている。

イラスト:石商

スベグアラバル
巨大な人型の魔神。魔神を率いる強烈な指揮能力は、制御の手を 離れた瞬間に、文明に牙を剥く悪鬼の群れを産み出したとされる。

イラスト:しろー大野



その他にも魔法文明時代のアイテム・魔物データや歴史年表など、新データ満載の1冊!
お楽しみに!

◆現代ラクシアへの利用に関して

本サプリに登場する新技能・種族・アイテム等はGMとプレイヤーの合意があれば、「実はひっそりと伝わっていた/生きていた」として、導入しても問題ございません。

書籍情報

ソード・ワールド2.0サプリメント エイジ・オブ・グリモワール

監修:北沢慶
著:田中公侍
カバーイラスト:日野慎之助

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2017/08/31公開 2017/09/19更新