【新作紹介】ガーデンオーダー Re-Edit

■『ガーデンオーダー Re-Edit』とは？

バディアクションRPG「ガーデンオーダー」シリーズ10周年を記念した再編集版が登場！
『ガーデンオーダー』『ガーデンオーダー上級ルールブック』に加えて、2種類のサプリメントやその他コンテンツを１冊に集約し、調整を施したシリーズの決定版です。

■「ガーデンオーダー」の世界を紹介

「ガーデンオーダー」の舞台は、現代とよく似た世界。
ただ決定的に違うのは、世界に突如出現した人類の天敵ネフィリムと、それに対抗しうる特殊能力者オーダー（偏性異能特性体）の存在です。
オーダーたちは特殊な能力を持つ突然変異体であり、その多くはGARDENという組織に所属しています。
本作では、オーダーなどの特殊能力を持つキャラクターとなって、ネフィリムとの戦いに身を投じることになるのです。

■オーダー（偏性異能特性体）とは？

『ガーデンオーダー Re-Edit』では、原則としてPCはオーダーとなります（選択ルールを使用することでオーダー以外も可能）。
オーダーのPCは、下記16種類の中からひとつの特性能力を選択。
それぞれ特性能力に応じた様々な特性効果が設定されており、ネフィリムとの戦いを演出します。

発火能力　分子を急激に酸化させ、燃焼を発生させる特性能力
精神投影　人の精神に影響を与える特性能力
風候操作　気体に干渉することで、空気を操る特性能力
電磁操作　電気や磁気を発生させ、操る特性能力
光波干渉　光に干渉し、光の増幅や屈折、反射を行う特性能力
重力操作　局所的に重力を操作する特性能力
感覚強化　みずからの五感を強化する特性能力
音響操作　空気中を伝わる音や振動を発生させたり、操作したりする特性能力
空間歪曲　空間を歪めたり、入れ替えたり、削り取ったりする特性能力
氷結能力　分子運動を減速させることで物の温度を低下させる特性能力
物質転移　物質の状態を変化させたり、別の性質を付加したりする特性能力
身体強化　自身の肉体を強化し、突出した身体的能力を得る特性能力
香気生成　フェロモンに似た成分を持つさまざまな香りを作り出す特性能力
液体流動　液体を操る特性能力
運命干渉　運気の流れや未来に起こる出来事を感覚的に察知する特性能力
自己蘇生　類いまれな自己回復力を持つ特性能力

■サンプルキャラクター

『ガーデンオーダー Re-Edit』に掲載されているオーダーのサンプルキャラクターは、下記の5体。
前述の通り、選択ルールを使用することでオーダー以外のPCを使うこともでき、それらのサンプルキャラも全4体掲載されています。

ソードメイカー
《物質転移》の特性能力を持ち、近接武器での攻撃を得意とするオーダー

スパークボルト
雷を発生させる《電磁操作》の特性能力者

クー・ド・グラス
《感覚強化》の特性能力によって銃器を巧みに扱うオーダー

マインドシーカー
精神攻撃を得意とする《精神投影》の特性能力者

フレイムモルフォ
炎を操る《発火能力》の特性能力を持つオーダー

■バディシステムについて

■カバーイラスト：猫猫猫

「ガーデンオーダー」の最大の特徴とも言えるのが、他のPCとペアを組むバディプレイを推奨していること。
バディはシナリオハンドアウトで設定され、それぞれ「上司と部下」や「友情」「好敵手」などのバディスタイルを決定します。
関係性に応じたロールプレイが楽しめる他、特性能力の持つ特性効果の一部をバディに使用できたり、バディの負傷を肩代わりすることも。
一方で、バディを組まずにひとりで取り組むソロスタイルも用意されています。

■旧版からのおもな変更点

『ガーデンオーダー Re-Edit』は、シリーズの再編集版ということでルールに大きな変更はありませんが、より遊びやすくなるよう調整されています。
おもな変更点は下記の通り。

●アビリティとワークス
特性能力、魔術系統などがアビリティ、サブアビリティという形で、所属がワークスという形で統一されている。

●GdとBd
判定の結果が成功と失敗ではなく、GdとBdという表記に変更されている。これは、判定に失敗しても情報を得られることがあるため、用語に矛盾が生じていたためである。

●クリティカルとファンブル
基本判定ではクリティカルとファンブルが発生しなくなっている。ただし、クリティカルは戦闘におけるクリティカルヒットという名称で、ファンブルはダイス目によってBdとなる場合という形で一部残されている。

●バディスタイルとソロスタイルの変更
バディスタイル、ソロスタイルの内容が、一部変更となっている。

●解明度の追加
シナリオに設定する項目として、解明度が追加されている。

●回避判定
回避判定はなくなり、自動的に回避となる【回避値】が設定されている。ただし、特性効果などの中には、攻撃判定と対決を行ない、攻撃を回避することが可能なものも用意されている。

●バフ、デバフの変更
バフ、デバフの内容が一部変更となっている。

●ダイス目の計算
除算が発生した場合、端数切り上げとなっている。ただし、連続攻撃の除算は端数切り捨てのままである。

■『ガーデンオーダー Re-Edit』を遊ぶには？

プレイに必要な人数
　3～6人（GMを含む）
プレイに必要なもの
　0～9の目が書かれている十面体ダイスを2個（十面体ダイスをふたつ振り、1～100の数値を求めるパーセンテージロールを採用）
　『ガーデンオーダー Re-Edit』1冊以上
　各種シート類（『ガーデンオーダー Re-Edit』に掲載されている他、サポートページからDL可能）
　筆記用具、マーカー類
プレイにかかる時間
　3～5時間（準備含む）

『ガーデンオーダー Re-Edit』には、下記2本のシナリオを収録。
シナリオ1　地の底で蠢くモノ（プレイヤー人数：2～3人、プレイ時間：3～4時間）
シナリオ2　深淵の歌声（プレイヤー人数：4～5人、プレイ時間：4～5時間）