モダンタイムズは我々人間とほぼ同じ特徴を持った種族で、この世界においてはもっとも個体数が多いとされる種族です。

ここでは種族名を便宜上「モダンタイムズ」と呼称していますが、厳密にいえば、それが彼らの種族名にあたるわけではありません。
モダンタイムズとは本来、『燃素＜フロジストン＞』と呼ばれる物質によりもたらされた蒸気革命に素早く適応した者たちのことを指す言葉でしたが、この種族にはそんな「モダンタイムズ」が多かった事から、次第に、彼ら自身がそう呼ばれるようになったのです。


＜ゲームにおいて＞
モダンタイムズの売りは汎用性の高さといえるでしょう。使えるスキルが増え、行動の選択肢が広がる種族特徴を持っていますので、色々なことをしてみたい人であれば、楽しいはずです。
「種族スキル」の選択によっては、ほかの種族の混血を遊ぶことができるのも、モダンタイムズならでは。

アンティークの最大の特徴は、「魔法」と呼ばれる、ほかの種族では扱うことの難しい変わったスキルが使えることです。

魔法を使うためには自らの生命力を犠牲にすることになりますが、対価に見合った効果が得られることでしょう。


＜ゲームにおいて＞
前述した通り、魔法を使えることが最大の特徴といえるでしょう。魔法はさまざまですが、例えば炎を飛ばして攻撃するものや、一瞬にして船内の他の場所にテレポートするものなどが存在しています。

選べる「種族スキル」の中には、「吸血鬼」という名前のものも。魔法を扱うために血を必要とする彼らは、そんな名前で呼ばれ、畏れられていることもあります。

ファーリィは、獣の特徴を持った種族です。特徴の出方は人それぞれで、耳や尻尾のみが生えたものから、獣がそのまま直立したような姿のものまで様々です。

すばしっこかったり、飛ぶことができたりと特徴に顕れている獣の種類にそった能力を持っていることが多いです。


＜ゲームにおいて＞
獣の姿をもつファーリィは、生命力を向上させる種族特徴をもっています。生命力の高さは、倒れにくくなることはもちろん、このゲームでは飛空艇の中を走り回る上でも、有利に働くことになります。

「種族スキル」は、特徴に顕れている獣の種族によってさまざまです。飛べたり、モフモフだったり、瞬発力に優れていたり、どれも魅力的なものばかりで、選択には悩まされることでしょう。

コッペリアは、ほかの種族とは異なり、一般的な生命体ではありません。飛空艇の備品だったり、特定の用途があったりとそれぞれ異なる機能を持った機械として彼らは生まれますが、自らの意思を持ち、自ら行動することが可能です。

コッペリアの中には、人間と見間違うほどに成功に作られたものも存在しているとか。


＜ゲームにおいて＞
彼らは、飛空艇に乗る時に、搭乗員として数えられません。
つまり、その分他のものや人を積み込んだり、飛空艇を省スペースに設計することが可能なのです。そういった意味では、飛空艇の設計をよりバリエーション豊かにする種族ともいえるかもしれません。

彼らの「種族スキル」は、その用途に合わせた形で行動を拡張するものが揃っています。

『歯車の塔』は巨大ではありますが、人が暮らすにおいて、必ずしも十分な広さがあるわけではありません。『歯車の塔』の狭く険しい環境に適応した者たちが、リットラです。

彼らの体は小さく、狭い場所での活動を得意としています。飛空艇の航行にも、彼らは力を発揮してくれることでしょう。


＜ゲームにおいて＞
リットラは、同人誌として頒布されていた『歯車の塔の探空士』では登場していなかった、『蒸気と冒険の飛空艇TRPG 歯車の塔の探空士 基本ルールブック』で初登場となる新しい種族のひとつです。

種族特徴として、その小柄な身体ゆえに、ほかの種族よりも多く移動することが可能です。

フローレスは、身体に植物を宿した変わった種族です。人間の中から突然変異のような形で生まれるようですが、彼らにはまだ謎が多く、希少な種族だといわれています。

その希少さゆえに、フローレスを幸運の象徴とみられることもあるようです。


＜ゲームにおいて＞
フローレスは、同人誌として頒布されていた『歯車の塔の探空士』では登場していなかった、『蒸気と冒険の飛空艇TRPG 歯車の塔の探空士 基本ルールブック』で初登場となる新しい種族のひとつです。

幸運の象徴として見られる彼らは、キャラクター同士のつながりである、【キズナ】に関連する種族特徴を持ちます。【キズナ】があれば、判定を有利にする支援をすることができます。