レギュレーション
参加者：２～３名　ＧＭ１名
世界観：現代日本、都市伝奇
タグ：祭り、救済、選択

特記事項
キャラクターについて
　キャラクターは仲のいい友人同士です！
　年齢に制限はありませんが、可能であれば大学生ぐらいがいいかもしれません。
　また、キャラクターが人間社会になじんで生活しているのであれば、人間でも怪異でも大丈夫！

どうして蛇屍の街に来たの？
　キャラクターたちがよく通っている［狭間の領域］の街で、お祭りの話を聞きます。
　数千年に一度のお祭りなんてなかなか体験できる物じゃありません！
　ということでみんなで遊びに行ってみることにしました。
　まさか、自分たちが面倒ごとに巻き込まれるだなんて、この時はまったく思っていなかったのです……。

シナリオの注意
・このシナリオには蛇が登場します。蛇が苦手な方はご注意を！
・キャラクターの人数によって、登場するハンドアウトの数が変わります。
　また、ハンドアウトは自由な順番で選んで進行する場合があります。
　※時間・手番制限などは設けていないので、焦らずどれにするか選んでみましょう！
・ルールブック掲載シナリオよりやや難易度が高めです。
　スキル構成の際は、いつもより多めに他のプレイヤーと相談しておくと良いでしょう。
特別ルール
　このシナリオはルールブック掲載シナリオよりやや難易度が高めなため、「どうしても成功したルートが見たい！」方のために、プレイヤー全員で話し合ったうえで、任意の判定を一度だけ、失敗を成功に上書きしてもいいことにします。
　そのか・わ・り！
　失敗したはずなのにどうして成功したのか……そのシーンをロールプレイで表現してみましょう！
　この効果を使っての上書きは一度だけしか行えないので、ご利用は計画的に！！

プレイヤー向けあらすじ
　ネオン瞬く夜の怪異都市。
　はるか昔、蛇神の死骸に寄り添い栄華を極めたこの街では、数千年に一度の本祭「蛇禊祭」が始まろうとしていた。

　浮き足立つ街の路地裏。
　あなたたちが目にしたのは―血に倒れる青年と、彼を庇う傷だらけの白蛇。
　襲いかかる黒き影を払い、あなたたちはやがて街の深淵へと足を踏み込む……。

登場ＮＰＣ
〈夘月蓮治〉
「兄さんの代わりに、俺はこの街を守るんだ。この命に代えても」
年齢：２３歳　越境比率：人間寄り
一人称：俺　二人称：アンタ　三人称：アイツ
　〈蓮治〉は穏やかで人望の厚い青年でしたが、唯一の家族・兄〈夘月晃翠〉を失って以来、街を守るために命を削り続けています。
　彼は背負い込んだ責任ゆえに孤独を選び、人を遠ざけており、誰にも頼れなくなっています。それと同時に、誰かに助けてほしいと切に願っています。
　無理をし続けた結果、［怪異の領域］に影響を受けにくい夘月家の一員であるにもかかわらず、だんだんと【怪異寄り】になってしまっており、身体のいたるところに蛇の鱗が浮かび上がっています。

〈ゲッカ〉
「我が命は、蓮治と共にある」
年齢：人間で２００歳くらい　越境比率：怪異寄り
一人称：我　二人称：オヌシ　三人称：其奴
　「白蛇刀の一族」の最後の一人。〈蓮治〉に寄り添い、彼を守る存在です。〈蓮治〉を守るために、必要以上に力を使った結果、存在をかろうじて維持できる程度の力しか持っておらず、普段はなるべく眠りについています。
　彼は儀式の中核を担う「白蛇刀」として祭りに挑みます。

　〈ゲッカ〉は蛇刀の一族であるため、【越境比率】が【人間寄り】になると打刀となり、自力では動けなくなってしまいます。
〈ヒガン〉
「彼は人を頼れません。だから私が大人として覚悟を決めるのです」
年齢：人間で３０歳くらい　越境比率：怪異寄り
一人称：私　二人称：あなた　三人称：彼、彼女
　「赤蛇刀の一族」の分家生まれ。血筋としての力は弱く、自らの限界を理解しています。
　すべての蛇刀一族を統べていた〈ゲッカ〉と〈夘月〉一族に忠誠を誓っており、今の街や〈ゲッカ〉と〈蓮治〉の状況を見て、なんとか元の平和だった頃に戻せないか、試行錯誤しています。
　表向きは大工の棟梁として働き、裏では仲間と共に自警団を組織して街を守っています。

　〈ヒガン〉は黒蛇によって街に災いがもたらされることを察知しており、その動きを止めるために準備を整えています。
　しかし、〈ゲッカ〉も〈蓮治〉も傷つき消耗している上に、自分たちの力だけでは黒蛇に抗えないことを理解しており、【越境者】たちの特別な力に強い期待を寄せています。
　彼は儀式に参加する場合、祭器の一振り「赤蛇刀」として祭りに挑みます。

　〈ヒガン〉は蛇刀の一族であるため、【越境比率】が【人間寄り】になると打刀となり、自力では動けなくなってしまいます。

〈自警団〉
「俺たちだって支えられる！」
年齢：さまざま　越境比率：怪異寄りもいれば人間寄りもいる
　〈ヒガン〉の経営する「マンダラ土木」の社員たちであり、街の自警団をしています。【怪異寄り】のものもいれば、【人間寄り】のものもいますが、みなおなじ赤い作業着を着ており、自警団としてパトロールしている際は「自警団」と書かれた腕章をつけています。
　声が大きすぎるのが欠点ですが、とても優しいものたちです。

〈ヤグルマ〉
「過去は変えられん。だが、未来は違う。そう思わんか？」
年齢：人間で６０歳くらい　越境比率：怪異寄り
一人称：ワシ　二人称：オマエ　三人称：ヤツ
　「青蛇刀の一族」の本家筋にあたる存在。
　かつては街を守る役目を担っていましたが、街を離れていた間に黒蛇の裏切りと一族殺害が起き、ひとりになってしまいました。
　守れなかった後悔を抱きつつも、残された〈コウジツキ〉を保護し、父親代わりとして育てています。

　彼が守り続ける先祖代々受け継がれてきた大蔵には、蛇禊の儀に必要な祭具や記録が残されています。
　彼が儀式に参加する場合、祭器の一振り「青蛇刀」として祭りに挑みます。

　〈ヤグルマ〉は蛇刀の一族であるため、【越境比率】が【人間寄り】になると打刀となり、自力では動けなくなってしまいます。


〈コウジツキ〉
「できそうなら挑戦する！　だって、後悔したくないもん！」
年齢：人間で１０歳くらい　越境比率：怪異寄り
一人称：ぼく　二人称：きみ　三人称：あれ
　〈コウジツキ〉は「黄蛇刀の一族」の唯一の生き残り。黒蛇による一族殺害の際、地下牢に囚われていたため命拾いしました。

　その後、〈ヒガン〉たちに救出され、〈ヤグルマ〉に預けられて生活をしています。
　彼は天真爛漫で猪突猛進な性格で、「街はぼくが守る！」と言って、街中の争いごとに首を突っ込みます。
　彼が儀式に参加する場合、祭器の一振り「黄蛇刀」として祭りに挑みます。

　〈コウジツキ〉は蛇刀の一族であるため、【越境比率】が【人間寄り】になると打刀となり、自力では動けなくなってしまいます。

〈イエライ〉
「伝統なんぞ守っているから、お前たちはそのまま腐り果てるのだ」
年齢：人間で２００歳くらい　越境比率：怪異寄り
一人称：オレ　二人称：貴様　三人称：奴
　「黒蛇刀の一族」の最後の一人。伝統に従い、蛇屍の力を毎回白蛇刀の一族が奪っていく事に耐えきれず、反逆をし、多くの蛇刀の一族をその牙にかけてきました。

　街の外から来たマフィアと手を組んでおり、本祭を迎える今日、必ず蛇屍の力を手に入れようと目論んでいます。

　〈イエライ〉は蛇刀の一族であり、【越境比率】が【人間寄り】になると打刀となり、自力では動けなくなってしまいます。
　しかし、マフィア側に【越境者】がいるため、すぐに【怪異寄り】の存在に戻ることができます。

話の大まかな流れ
　物語はとある［狭間の領域］の街で耳にしたお祭りに足を運ぶところから始まります。
　［人間の領域］から手順を踏んで入り込める［怪異の領域］にある「蛇屍の街」。
　そこでは、数千年に一度の“本祭”―蛇屍という街の下に眠る大蛇の遺骸から力を引き出す儀式が行われます。
　盛大なお祭りゆえに各地域からさまざまな観光客があつまるということで、キャラクターたちも遊びに行くことにします。
　
　キャラクターたちは街のお祭りを楽しんでいましたが、大勢の人や怪異に流されて、気が付くと路地に迷い込んでしまいます。
　そして、傷つき助けを求める〈夘月蓮治〉に出会い、この都市の闇へ足を踏み入れていくことになります。
　街では、蛇刀の裏切り者黒蛇〈イエライ〉と、街の外から蛇屍の力を得るために入り込んできたマフィアたちが混乱を引き起こしていました。そして、彼らは自分たちの目的のために、多くの蛇刀の一族たちと白蛇〈ゲッカ〉、そして彼を扱える唯一の存在〈蓮治〉の命を狙っています。

　キャラクターたちは街の住人たちと交流し〈蓮治〉を救うべく、儀式を遂行するための“刀”である蛇刀の仲間たちを探すことになります。
　すべての仲間を集め、儀式を成功させるか、あるいはこの街から逃げるか―選択は彼らに委ねられます。

シナリオの流れ
　このシナリオは、ハンドアウトを分岐・選択式で進めていきます。複雑な構造に見えますが、基本の進行は「固定ルート」→「選択ルート」→「ハイライト」の順で進みます。

　［ハンドアウト①～③］までは固定の一本道構成です。
　ＧＭは、ここでキャラクターたちにＮＰＣと出会わせたり、敵勢力の存在を把握させたりすることに注力してください。

　［ハンドアウト③］を終えた時点で、キャラクターの数が２名なら［ハンドアウト④～⑤］／３名ならそれにプラスして［ハンドアウト⑥］を公開します。

　プレイヤーは［ハンドアウト④～⑤、もしくは⑥］を好きな順で選択できます。

ハイライトへと進む条件について
　［ハンドアウト⑦：蛇禊の儀］で［ハイライトＡ：蛇禊の儀］へ進める《キーアイテム：崩れた巻物「蛇禊の儀」》を入手できます。
　また、［ハンドアウト④：孤独な守り手］で［ハイライトＢ：逃亡］へ進める《キーアイテム：逃亡ルートの地図》を入手できます。

オープニング
１．ネオン輝く蛇屍の街
◇描写①
　ある日の昼、あなたたちは駅前で待ち合わせました。
　今日の目的地は蛇屍の街という大きな街！
　［怪異の領域］にあるというその街では、数千年に一度の大きな祭りが開催されるそうです。
　街に入るためには、［人間の領域］で決まった手順で歩いていく必要があるのですが……集合した場所はどこからどう見てもド田舎の僻地で、周囲にはビルのひとつも見当たりません。本当に蛇屍の街はあるのだろうかと不安になってもおかしくはありません！

　気を紛らわすように道順を守って、不思議と既視感のある道を歩きます。あたりはやけに緑豊かで民家が森に飲み込まれるように点々と建っていました。
　たくさんのセミが都会では聞かないレベルでミンミンと大合唱しているのを聞きながら、あきらめず歩を進めます。
　額にじっとりと汗が浮かんでは滴り落ちていきます……。

プレイヤーの行動
　目的地まではまだまだかかるようです。
　気が遠くならないうちに、他のキャラクターとお話をしてみましょう。
　キャラクターたちはひさしぶりに会いましたか？
　それとも普段からよく遊んでいる友達でしょうか？
　募る話もなんとなくしてみたかった話も、いまならゆっくりとできそうです！　目的地に着くまで、隣を歩くキャラクターたちとお話してみましょう。

◇描写②
　談話をしながら、決まった道順を守りながら歩いていると、どこからともなく畑と林に似合わない喧騒が聞こえてきます。
　首を垂れるように葉を伸ばす木々を抜けていくと、急にあたりが真っ暗になり、ギラギラとしたネオンサインが目に焼き付きました。

　背の高いビル街が夜空を隠すようにそびえたち、いくつもの印象的な看板が煌々と輝いています。
　先ほどまで誰にも会わなかったというのに、道にはたくさんの人間や怪異たちが歩いており、気を付けていないとぶつかったり、お互いはぐれてしまいそうです……！

　チャイナタウンを思わせる、洋と中が混ざり合った蛇屍の街。
　数千年に一度の本祭「蛇禊祭」が開催されていることもあり、どこもかしこも大賑わい！
　多くの出店に、立ち飲み席のある飲食店、きらびやかな飾りを売る装飾店もあれば、もくもくと煙を垂れ流す怪しいお店まで、全部回ろうと思ったらかなり骨が折れそうです。

　そんな街の中、明るいネオンサインとは反対に、どんよりとした空気が漂っているように感じます……。

プレイヤーの行動
　お祭りには本当に”何でも”ありそうです！
　キャラクターたちはどのようにお祭りを楽しみますか？
　キャラクターたちが満足したら、次のシーンに移りましょう。

２．路地
◇描写③
　街を歩いていると、長蛇の列を見つけます。
　何の列か確認していると、急に列が動き始めてしまいます！

　人間もいれば大きな怪異も並ぶその列はあなたたちのことを気にせずに同じ方向に流れていきます。
　あなたたちは列に並び人々に揉まれて、気が付くと人の少ない路地に迷い込んでしまいました。
　元居た道はまだ動き続ける列で通れなくなっています……。
　どうやら、路地を抜けて別の大通りにでる必要がありそうです。

　路地はネオン輝く表通りとは打って変わり、チカチカと点滅する頼りない電灯とビルの窓ガラスを抜けた照明だけが薄暗い路地を照らしています。
　風に吹かれて、からん、と音を立てて転がる空き缶の音が、「何か恐ろしいものがいるのではないか」と心を揺さぶってきました。
　次の瞬間、どこからともなくうめき声が聞こえてきます。

「誰か……誰か……」

　それは今にも消えてしまいそうなか細い青年の声です。
　その声は、この道の先から聞こえてくるようです……。

プレイヤーの行動
　キャラクターたちはどういう行動を取るでしょうか。
　すぐにその声の元に向かう場合は、次の描写を読んでください。
　また、「怖いから行きたくない！」というキャラクターがいれば、「戻ってみたがやはり元の未知から大通りにはいけなさそうだ」と伝え、その場所に行くように促し、次の描写を呼んでください。

　声を頼りに足を進めていくと、袋小路にたどり着きます。そこには傷だらけの青年とそれをかばうようにまき付き、こちらに牙を向ける白蛇がいました。白蛇も青年と同じように怪我をしているようで、あまり大丈夫そうではありません。

　白蛇はしゅるると舌を動かしながら威嚇してきますが、すぐにふらふらと身体を揺らして、そのまま青年の上に倒れ込みます。

「すまない、俺の家族が……申し訳ないが、手を貸してくれないか。力が入らないんだ、ゴホッゴホッ」

　手を貸すと、ふらつきながらも彼は起き上がります。銀色の髪が揺れ、その向こうから鋭い黄色い瞳と顔の左半分を覆うように赤い鱗のような亀裂がのぞきます。

「起こしてくれてありがとうな……ここは危ない、表通りまで戻った方が―」

　彼は立ち眩みを起こしたのか、その場にしゃがみこんでしまいます。どう見てもひとりでは満足に動けないほどに傷ついているようです。
　桜と青い蛇が描かれたスカジャンにはいくつも裂け目があり、そこから切り傷が見えました。

「こんなことしている場合じゃないのに……」
「すまないが表通りまで一緒にいってもらえないか。〈ゲッカ〉を運ぶのを手伝ってほしい」
「たいした礼はできないが……」

プレイヤーの行動
　あなたたちは彼にどのような反応を返しますか？
　親身になって話を聞きながら彼らを助けてもいいですし、少し悪態をつきながらもなんだかんだ手助けをしてもいいでしょう。

◇描写④
　彼はあなたたちと歩きながら話し始めます。

「俺は〈夘月蓮治〉。〈蓮治〉って呼んでくれ」
「面倒事に巻き込まれて、なんとかしようとしてたらこのザマだ」
「なんとか巻いたんだが、いつ追手が来るかわからない」
「アンタたちに迷惑をかけたいわけじゃないが……表通りまでは頼む」

　もし、キャラクターが「面倒事とは何か」質問する場合、彼は「祭りに関係することなんだが、かなり長い説明がいるし、それに……話したらアンタたちを巻き込むことになるからやめておくよ」と伝えます。
　しばらく路地を歩いたら、このシーンを終えます。

［影響：キャラクターは【怪異ダイス】と【人間ダイス】をそれぞれ１個ずつ獲得する］
メイン
シナリオの構成
　最初に［ハンドアウト①：黒い影］が公開されます。
　［ハンドアウト③：蛇屍の街］を［解決］後、プレイヤー数が２名の場合は［ハンドアウト④～⑤］、プレイヤー数が３名の場合は［ハンドアウト④～⑥］が公開されます。この［ハンドアウト］は好きな順番で［判定］に挑戦してかまいません。

　［ハンドアウト⑦：蛇禊の儀］は、プレイヤー数が２名の場合は［ハンドアウト④～⑤］を、プレイヤー数が３名なら［ハンドアウト④～⑥］を終えると公開されます。



交流可能なＮＰＣ
　すべての［交流］は可能になった時点で［ハンドアウト］の［トリガー］の欄に記載されます。

・〈ヒガン〉
　［ハンドアウト③：蛇屍の街］の［解決］後から可能。
・〈自警団〉
　［ハンドアウト③：蛇屍の街］の［解決］後から可能。
・〈ゲッカ〉
　［ハンドアウト④：孤独な守り手］の［解決］後から可能。
・〈夘月蓮治〉
　［ハンドアウト④：孤独な守り手］の［解決］後から可能。
・〈ヤグルマ〉
　［ハンドアウト⑤：蛇禊祭］の［解決］後から可能。
・〈コウジツキ〉（プレイヤーが３名の場合のみ）
　［ハンドアウト⑥：乱闘騒ぎ］の［解決］後から可能。

ハンドアウト①：黒い影
◇描写
　表通りを目指して歩いていると、どこからか複数の足音と話し声が聞こえてきました。
「おい、アイツどこ行きやがった！」
「あんな身体で逃げ切れるわけねぇだろ！　この辺探せ！」
　彼らは誰かを探して迷路のような路地を走り回っているようです。
「……たぶん、俺だろうな。できる限り撒いたはずだったが」
「置いてってもらっても構わない。俺といたらアンタたちに危害を加える可能性もある。だから、行ってくれ……」
　このまま置いていったら、間違いなく彼は酷い目に合うでしょう。

追手を撒け　
判定
行動判定（Ｐ．１５０）
解決条件
５より大きな出目を２個提示する
未解決
　なんとか逃げおおせることができましたが、まだ追ってくるのではないかと言う不安が残り続けました
　この［判定］は再挑戦できません
［影響：この［判定］を行ったキャラクターは【後遺症：拭えぬ不安】が発生する］
・【後遺症：拭えぬ不安】
　不安が胸にとどまって、余計な心配ばかりしてしまう
解決
　角を何度も曲がったり、身を隠したりして、余裕をもって追手を撒くことができました
トリガー
［ハンドアウト②：遭遇］が公開されます

マスターシーン
・共通
「なんで置いていかなかったんだ」
　〈蓮治〉は悲しそうに顔をゆがめたかと思うとすぐに怒りをあらわにして、あなたたちに食いかかってきます。
「何かあってからじゃ遅いんだぞ！　ゴホッ」
　静かな路地に怒声が響き渡ります。
「……もう嫌なんだ。俺のせいで、誰かが死ぬのは」
　彼は頭に血が上ったせいか、やがて近くの壁に手をついて、ずるずるとその場に座り込みました。

ハンドアウト②：遭遇
◇描写
　動けなくなった〈蓮治〉をあざ笑うかのように、「いたぞ！」と遠くから声が聞こえてきます。路地の先に、黒スーツにサングラスの男が数名いました。すぐさま他の追手が集まってきます……！
　進もうとしていた先にも追手が現れてしまい、じりじりと追いつめられて行きます。
　四面楚歌という言葉が似合うくらい、逃げ道も手段もありません。
　男たちはニタニタと笑いながらこっちを見ています。
「その兄ちゃんと白蛇を渡せば、見逃してやったっていいぜ？」
「まぁ、余計に手を焼かせてくれたんだ……ちょっと痛い目に遭ってもらうけどな」
　悪漢の笑い声が、じっとりと湿ったビルの間に反響します。

「俺が時間を稼ぐ。今度こそ逃げてくれ」
　〈蓮治〉は小さくつぶやくとあなたたちから少し離れます。
「関係のない奴らにまで手を出そうなんざ、マフィアのやることはちがうな」
　〈蓮治〉はあえて大きな声を出すと、近くにあった鉄パイプを拾ってマフィアに殴りかかります。
　男たちは〈蓮治〉の攻撃を容易くよけ、彼を袋叩きにします。
　もし、キャラクターが〈蓮治〉を助けようとした場合、男たちにうまく抗えますが、逆上した男たちに殴られそうになります。〈蓮治〉が行動したキャラクターを守り、さらに痛めつけられます。

　〈蓮治〉は何度も殴られて、やがて荒い息とうめき声だけしかもらさなくなりました。

「この程度か、この程度のガキがこの土地を治める若様だなんてなァ。あっはっはっは！」
　悪漢の笑い声が再び響いたかと思うと、それに混ざって遅れてどよめきが聞こえてきます。そちらに視線をやると、黒スーツの男たちをばったばったと薙ぎ払う作業着姿の男たちが目に入ります！
「若様、〈ゲッカ〉様ー！」
　腕に何かの腕章をした屈強な男たちが叫びながら、黒スーツたちを倒して道を開けていきます。
「な、自警団の奴らだ！！　全員応戦しろ！！」
　黒スーツたちはたいそう驚きつつ、銃に手をかけようとしますが、その前に作業着の男たちに制圧されていきます。
「くそ、こっちの人手がたりねぇ！」
「白蛇とガキさえいりゃ、〈イエライ〉様も満足だろ」
「野郎ども、奪ってとっとと逃げるぞ！」
　黒スーツたちのギラついた視線は〈蓮治〉と白蛇を守るあなたたちに向きます……！

追手を追い払え　
判定
行動判定（Ｐ．１５０）
解決条件
５以下の出目を２個提示する
未解決
　何度も危ない目に遭いそうになります
　この［判定］は再挑戦できます
解決
　作業着の男たちの力を借りて、なんとか追手を追い払いました
トリガー
［ハンドアウト③：蛇屍の街］が公開されます

マスターシーン
・解決後
　人の腰くらいの赤蛇があなたたちのそばに近寄って、ぺこりと頭を下げます。
「私たちはこの街で自警団をしております」
「そちらのおふたりはこの街にとって大切な存在……助けていただきありがとうございました」
「私は〈ヒガン〉と申します。マンダラ土木と自警団のトップをしております、しがない棟梁です」

　赤蛇があいさつする裏で、腕に「自警団」の腕章をつけた男たちは〈蓮治〉と白蛇の容態を確認し、簡単な止血などを行っているようです。
「これから私たちは、若様と〈ゲッカ〉様を安全な場所まで運んで治療をするつもりです」
「お怪我をなさっているようですから、よろしければそこで手当てをさせていただけませんか」
　あなたたちは〈ヒガン〉と名乗る赤蛇の誘いに乗って、手当てを受けに行くことにしました……。

［影響：キャラクター全員は【怪異ダイス】と【人間ダイス】をそれぞれ１個獲得する］

ハンドアウト③：蛇屍の街
◇描写
　〈ヒガン〉と〈自警団〉の男たちについていくと、マンダラ土木と大きな看板のかかった事務所にたどり着きました。

　彼らは世間話をしながらあなたたちの手当てをしてくれます。
「すごい時に来ちゃったね。祭りを見に来たのかい？」
「蛇禊祭の加護を欲して街に危ない奴らがきててよぉ、そのせいで治安がイカれてんだ」
「本当に間に合ってよかった。ささ、手当てできたぞ。軽食くらいしかないが、何か食うか？　喉かわいてねぇか？　ん？？」
　彼らは巻き込まれたあなたたちにとてもやさしくしてくれます。

　談話をしていると、からんからんと何かが落ちる音がします。
「〈ゲッカ〉様！！　まさかそんな―」
「くそ、どうしたらッ！」
　そこには名を呼び唖然とする〈ヒガン〉と意識を取り戻し横たわる〈蓮治〉……白蛇の姿がありません。
　代わりに、畳の上に落ちていたのは―銀色の鱗を思わせる鍔を持つ一振りの刀でした。
　それは異様な存在感を放っています。

　動揺する彼らは、その刀を〈ゲッカ〉だと言い、どうするべきか困り果てているようです……。

白蛇〈ゲッカ〉を救え
判定
越境判定（Ｐ．１５２）
解決条件
〈ゲッカ〉の【越境比率】を【怪異寄り】にする
〈ゲッカ〉は【人間ダイス】６個、【怪異ダイス】２個を持っています
未解決
　この［判定］は何度でも挑戦できます
解決
　あなたたちは無事に〈ゲッカ〉を［越境］させ、元の白蛇の姿に戻してあげることができました
トリガー
　以降、〈ヒガン〉〈自警団〉それぞれと［交流］できるようになります

　また、プレイヤーの人数が２名である場合［ハンドアウト④：孤独な守り手］、［ハンドアウト⑤：蛇禊祭］、３名である場合、上記に加えて［ハンドアウト⑥：乱闘騒ぎ］が公開されます
※今回公開された［ハンドアウト］はどの順番で進めても問題ありません

マスターシーン
・解決後
「不思議な感じがするとは思ってたが……アンタたち、【越境者】だったのか」
　〈蓮治〉は苦しそうに呼吸をしながら、あなたたちを見つめます。

「若様、これは運命ですよ。やっとツキが回ってきた。蛇屍様は私たちを見捨てなかった」
　喜ぶ〈ヒガン〉を制するようにすぐに、〈蓮治〉は声を荒げます。
「コイツらは部外者だ。これ以上危ない目に合わせるのは―」
「既に巻き込まれてる以上、知る権利はありますよ。このまま野放しにすれば、彼らが困るだけ。少なからず面は割れている以上、最悪の場合、追いかけまわされる可能性だってある。若様ならお分かりでしょう」
「……」
　〈蓮治〉は「お手上げだ」と言わんばかりに手をひらひらと振って、目を閉じます。〈ヒガン〉はそれを見てから、小さくため息をつくと、あなたたちに次の内容を話します。

・蛇刀の一族は人間よりの存在に近づくことで刀となってしまう。
・蛇刀の一族は全部で５種族おり、そのうち４種族は穏やかなものが多いが、黒蛇刀の一族だけはその限りではない。
　現在、黒蛇刀の一族は〈イエライ〉という者だけとなっており、他の一族を裏切って殺戮を繰り返している。
　
・〈イエライ〉は今年本祭を迎える蛇禊祭にて、街を繁栄に導く大蛇の神の遺骸「蛇屍」から力を得ようとしている。
　そのために、こちらの儀式を邪魔しようと、蛇刀の一族を統べていた白蛇刀の一族の生き残り〈ゲッカ〉と、その刀を振ることのできる唯一の存在〈夘月蓮治〉をつけ狙っている。

・〈イエライ〉は現在、街の外からやってきたマフィアと手を組んでおり、〈自警団〉だけでは制圧できそうにない。また、彼らのせいで蛇屍の街の治安は悪くなっていく一方である。

「つまり、このままこの街にいるのであれば、あなたたちは確実に祭りのいざこざにより巻き込まれていくと思われます」
「もし……もし、あなたたちが私たちを助けてくれようと考えてくれるのなら、あとで私のもとへ来てくださいませんか」
「今はあまり時間がないのです。若様の古傷が開いてしまいましたので……医者をつれてきたりなんだりをしなければ」
「また後で落ち合いましょう」

　〈ヒガン〉は申し訳なさそうに頭を垂れると、〈自警団〉の数名を連れて、そそくさとその場を出て行きます。

　事務所はいまだに活気あふれています。
　そんな中で〈蓮治〉は眉をひそめながら眠ろうと努力し、〈ゲッカ〉は喧噪を気にする様子もなくすやすやと眠っていました……。

　〈自警団〉の男たちが近づいてきて、ダッフルバッグを手渡してきました。
「その見た目だとすぐに追いかけられるかもしれないから、適当な服とか小物をいれてあるからね。好きなのを着て変装しておくといいよ」
「アイツらも大通りで派手に暴れるようなことはしないはずだから、すこしくらい街を見て回ったって大丈夫だ」
「路地には気を付けるんだよ」
　〈自警団〉の男たちに見送られて、あなたたちはマンダラ土木を後にしました。
［影響：キャラクター全員は【怪異ダイス】を１個獲得する］

プレイヤーの行動
　〈自警団〉の男たちからダッフルバッグを受け取ったキャラクターたち。
　服を着替えることで、マフィアの目をごまかせるかもしれません。
　あなたたちのキャラクターは服を着替える？
　そうする場合はマンダラ土木の一室を借りてもいいですし、別の場所で着替えても構いません。もちろん着替えない選択肢もOKです！

ハンドアウト④：孤独な守り手
◇描写
　〈自警団〉の人々から服や小物をかりて変装をしたあなたたち。
　一応あたりを警戒しつつしばらく街を歩いていると、手当てを終えた〈蓮治〉と〈ゲッカ〉の姿を発見します。

　彼の顔にはまだ血の気がなく、気力だけで動いているのだとすぐ分かります。
　頬に入ったひびがさらに広がっているような気がします。

　彼はあなたたちを見つけて、軽く手を振って声をかけてきました。
「さっきは本当に助かった。ありがとう」
「今回もまたひとりでから回ってるだけなのかもしれないな。……昔から俺は何もうまくできなくて」
「みんなを、この街を助けたい一心でがむしゃらにやってるのに、部外者のアンタたちを巻き込んじまった」
「兄さんだったらもっとうまくやってただろうに」
　〈蓮治〉は酷く悲しそうな顔をして、それをごまかすように乾いた笑いをこぼします
「兄さんが今の俺を見たらどう思うかなってずーっと考えてるんだ。最前線でこの街を守る者として俺はぜんぜん……」

　〈蓮治〉は何かを言いかけて、「あっ」と声を漏らし、すぐさま、「気にしないでくれ」と困ったように頭に手を添えます。
　〈ゲッカ〉は何も言わず、ただ静かに〈蓮治〉とあなたたちを見つめていました……。

蓮治の秘めた気持ちを聞き出す
判定
　行動判定（Ｐ．１５０）
解決条件
　６の出目のダイスを１個提示する
未解決
 〈蓮治〉は視線を逸らし、言葉を飲み込みます
「……やっぱり迷惑はかけられない」
「俺はこれからも〈ゲッカ〉と頑張るよ」
「また会えてうれしかった。だからこそ、アンタたちにはこの街から無事に出てほしい」
　《キーアイテム：逃亡ルートの地図》を入手します
　以降、［ハイライト］へ進めるようになります
解決
 〈蓮治〉はうつむき、しばらく経ってからぽつぽつと話し始めました
トリガー
　以降、〈蓮治〉〈ゲッカ〉それぞれと［交流］できるようになります

マスターシーン
・解決後
　〈蓮治〉は不安そうな顔をしながら、〈ゲッカ〉を抱きかかえるように持ち上げました。
「両親の顔は知らないんだ。俺が物心つく前に亡くなったらしいから」
「だから、俺には兄さんと〈ゲッカ〉だけしかいなくて。ふたりに育てられたっていっても過言じゃない。ふたりとも俺にとって大事な家族なんだ」

「俺がまだ子供だった頃、兄さんは〈イエライ〉に殺されたんだ。何もできなかった。起きたら兄さんが冷たくなって、横たわっていて……」
「兄さんを失ってから、どうすればいいかわからなかった」
「しっかりしないといけないのに……俺はどれだけ経っても未熟で、不完全で、どうしようもない」
「進んでも進んでも傷つくばかりでさ、がむしゃらに努力したってなにもついて来やしないッ」

「情けない話だけど、今日、全部終わってしまえばいいって思った」
「こんな苦しい毎日を耐えなきゃいけないなら、もう、いいんじゃないかって」
　
「でも、死ぬかもしれないって思ったら生きたくなった」
「誰かにすがっても生き残りたいと願ってしまった」
「そしたらアンタたちが俺を助けてくれた」
「蛇屍の気まぐれかもしれない。それでも、俺には十分だった」

「俺の努力は報われないかもしれない。これから先もずっと、ずーっと。でも、たまに、こうやって誰かがどん底から引き揚げてくれるかもしれないって思ったら……まだ、頑張ってもいいのかもしれないって思った」

「……だから責任、とってくれないか」
「俺をやる気にさせた、責任」

　〈蓮治〉はあなたたちをまっすぐ見て、頭をぐっと下げます。
「……俺を、俺たちを助けてくれ」
「我からも頼む」
　〈ゲッカ〉も深々と頭を垂れました。
　キャラクターが助けることを選択した場合、〈蓮治〉はとても喜び、何度もお礼を伝えます。そのうえで、「もしどうしようもなかったときのために」と、《キーアイテム：逃亡ルートの地図》を手渡します。

　また、キャラクターが助けることを選択しない場合、〈蓮治〉は悲しそうに笑って「そうだよな、すまない。重荷を背負わせたいわけじゃないから……」と話します。そのうえで、「これがあればこの街から逃げ出せるから」と、《キーアイテム：逃亡ルートの地図》を手渡します。

ハンドアウト⑤：蛇禊祭
◇描写
　探索の途中、路地裏の古びたバーから酔っ払いの怒鳴り声と笑い声が聞こえてきます。

　店の扉は半開きで、中には店主らしき人影の他に、どでかい酒瓶に巻き付いた青い大蛇がぐったりとカウンターに突っ伏していました。

「ワシなんかが出しゃばっても、誰もよろこばーん……！」
「若様も〈ゲッカ〉様も、おふたりでなんでもかんでも解決しようとなさって、ワシなんか眼中にないんじゃァ」
「ぅぅん？　何じゃァ、オマエら、ワシは見せもんじゃないぞォ！　青蛇刀の〈ヤグルマ〉じゃァ！　……そう、家を守れず、ひとり生き延びた哀れな老いた蛇じゃ……むにゃむにゃ」

　あなたたちは半ば強引に、〈ヤグルマ〉と名乗る蛇の話を聞かされることになりました。
　彼は青蛇刀の一族の本家筋でありながら、いまは酒浸りの日々を送っていると言います。

「昔はのう……儀式を支える五種の蛇と一族の頭首〈夘月〉家が力を合わせて、街を守っておった」
「それが今じゃどうじゃ。黒蛇の〈イエライ〉は裏切って皆を殺し回り、今や白蛇様と若様の命まで狙っておる……」
「そんなことをする理由はただひとつ、今年本祭を迎える蛇禊祭じゃよ」
　彼は蛇禊祭について、断片的に話し始めます。

　蛇禊祭は、蛇屍 と呼ばれる神の遺骸に「人間と怪異の均衡」を誓い、街の繁栄を祈る儀式であること。
　本来は五種の蛇刀と、彼らを率いる〈夘月〉家、そして手伝いとして【越境者】たちも参加して、執り行われていた。
　現在、生き残っているのは各蛇刀の一族に数名いるかいないかであり、黒蛇刀の一族を除きどこかひとつでもかけてしまえば、儀式を遂行するのは難しい。

　どこか遠い目をした〈ヤグルマ〉の話は、空虚な笑いとともに終わります……。
「ワシなんて……なにもできやせん……」
　酔いが回るほどに、彼は無力感にさいなまれているようです。
　何とか酔いを醒ませてあげましょう。

ヤグルマの酔いを醒まさせる
判定
　行動判定（Ｐ．１５０）
解決条件
　４か８の出目のダイスを１個ずつ提示する
未解決
　〈ヤグルマ〉はなかなか水を飲んでくれません
　この［判定］は再挑戦できます
解決
　水を飲ませたり、甲斐甲斐しく世話をしたりしていると、だんだんと彼の酔いは醒めていきます……
トリガー
　以降、〈ヤグルマ〉と［交流］できるようになります

マスターシーン
・解決後
「若いの、すまなかった！　酔うとだめでなァ、失敬失敬」
「オマエら、懐かしい香りがすると思ったら、【越境者】か」
「もしオマエらが良ければ、ワシの手伝いをしてくれないじゃろうか。蛇禊祭で若様と〈ゲッカ〉様の力になりたいんじゃよ。ワシだって死ぬまでに汚名返上したい……」
「過去は過去、酒におぼれるように、悲しい記憶に引きずり込まれることだってあるが……」
「こんなワシにも意地がある。血のつながってない家族のためにも、ワシがしっかりせんといけん。未来をつかんでこそ生者よ」
「それが、先を行くものの宿命よな、わっはっは」
「おっと失敬、べらべらとひとりで話し続けてしまうのは、ワシの悪い癖じゃ」
「オマエにワシを託そう。なぁに、やる気になったら使ってくれりゃいい。儀式には必ず、蛇刀が必要だからのォ……」
「詳しくはワシの管理する蔵に資料があるはずじゃが、とてもじゃないが小人数じゃ調べ切れん広さでの。なかなか重い腰が上がらんでな。人数さえそろえられれば何とかなるんじゃが……」
　〈ヤグルマ〉はそう言いながら、うーんと唸りました。
「ま、行動あるのみじゃ。何かあれば連絡するでな、また会おうぞ」
　〈ヤグルマ〉はしっぽをふりふりと振って、バーのマスターに「ツケで！」と大きな声で言い放って出ていきました……。

　〈ヤグルマ〉は「ハイライトＡ：蛇禊の儀」に判定を行ったキャラクターの刀「青蛇刀」として参加します。
　もし、既に他の蛇と刀になってもらう約束をしている場合、別のキャラクターに任意の刀を譲ることができます。

ハンドアウト⑥：乱闘騒ぎ
※このハンドアウトは、プレイヤー人数が３名のときのみ公開されます。
◇描写
　街を探索していると、表通りで人々が騒いでいるのを発見します。
　近づいてみると、どうやらマフィアと〈自警団〉が喧嘩をしているようでした。
　野次馬たちのせいでなかなか前に進めず、状況をしっかり把握しきれていない中、甲高い子供の声が頭上をかすめていきます。
　視線を上げると、黄色い蛇が空を飛び、喧嘩の中に飛び込んでいきます！

「喧嘩なんかしちゃだめだぞ、おらー！」

　黄色い蛇は勇敢に飛び込むものの、体格差がありすぎて、喧嘩を止めるというよりはただ一人にしがみついているだけです。
　喧嘩は激しさを増していくばかり……何とか助け出さなければ、幼い蛇は無事では済まないでしょう。

幼い蛇を助ける
判定
　行動判定（Ｐ．１５０）
解決条件
　９の出目のダイスを１個提示する
未解決
　幼い黄蛇を見失ってしまいました
解決
　幼い黄蛇を救い出すことができました
トリガー
　以降、〈コウジツキ〉と［交流］できるようになります

マスターシーン
・解決後
　マフィアの攻撃をかいくぐったり、なんとか抵抗したりして、幼い黄蛇を何とか助け出しました。

　黄蛇はキャッキャッと腕の中で喜んでいます。
「きみ強いんだー！」
「ぼくは〈コウジツキ〉、黄刀蛇の一族、最後の蛇ちゃんだよ！」
「ぼくは街のへーワを守りたいんだ、だからさ、力をかして！　僕とヒーローになろーよ！」
「ね、決まり！　決まりったらきーまーり！」
　〈コウジツキ〉はあなたの意見を聞かず勝手に付いてきてしまいます……！

　〈コウジツキ〉は「ハイライトＡ：蛇禊の儀」に判定を行ったキャラクターの刀「黄蛇刀」として参加します。
　もし、既に他の蛇と刀の約束をしている場合、別のキャラクターに任意の刀を譲ることができます。

ハンドアウト⑦：蛇禊の儀
※この［ハンドアウト］は、他の［ハンドアウト］をすべて終えると公開されます。

◇描写
　あなたたちは人づてに〈ヤグルマ〉から、「蛇禊の儀についてしらべようぞ」と連絡を受けます。
　指示通りに路地を歩き回り、雑居ビルにたどり着きます。
　そこには、既に〈蓮治〉や〈ゲッカ〉、〈ヒガン〉に〈自警団〉たちがいました（プレイヤーが３名の場合は、〈コウジツキ〉もいます）。

「これから、蛇禊の儀について書かれた資料を探そうと思っておる」
「確か、絵巻物だったと記憶しているが、ワシが管理していたわけじゃないからのォ……まぁ、まずは地下の蔵まで案内しようかの」
　〈ヤグルマ〉はエレベータに乗り込みます。
　ついていくと、エレベーターは驚く速さで地下へ降りていきます。
　やがてチンと音が鳴って、エレベーターが停止すると、その扉が軋みながら開いていきました……。

　そこには、ビルの地下に降りただけだというのに、広大な敷地と日本家屋がありました。
　〈ヤグルマ〉は驚くあなたたちを見ながら、「ここは青蛇刀の一族が住まう本拠地だったんじゃよ」と言ってにょろにょろと進みます。
　日本庭園とその向こうにいくつもの蔵が顔をのぞかせます。
「アレをすべて調べて、儀式の関連資料や、必要な祭具なんかを集める必要があるんじゃよ。手分けしてとりかかろうぞ」
　あなたたちは〈蓮治〉とともに蔵を調べることになりました。

　しばらくの間もくもくと調べていると、〈蓮治〉が何かを見つけたらしく、あなたたちに声をかけてきます。
「それらしきものを見つけ―」
　古い脚立が音を立てて崩れ、〈蓮治〉が落ちそうになります。
　彼は何とかつかまろうと棚に手を伸ばしますが、棚は固定されておらず、そのまま棚ごと倒れてきます。
　なんとか助けなければ、かすり傷だけではすまなさそうです！

できるだけ穏便に蓮治を助ける
判定
　行動判定（Ｐ．１５０）
解決条件
　１と１０の出目のダイスを１個ずつ提示する
未解決
　〈蓮治〉を助けることはできたものの、一緒に落ちた古い資料は落ちた拍子にところどころ崩れてしまいました
　この［判定］は再挑戦できません
［影響：この［判定］を行ったキャラクターは【後遺症：気がかり】が発生する］

・【後遺症：気がかり】
　「こんなことで本当に大丈夫なのだろうか？」
　祭事がよくない方向へ進むのではないかと、危惧してしまう

　《キーアイテム：崩れた巻物「蛇禊の儀」》を入手します
　以降、［ハイライト］へ進めるようになります
解決
　〈蓮治〉を助け、落ちてきた古い資料を何とか落ちる寸前でキャッチすることができました！
トリガー
　《キーアイテム：巻物「蛇禊の儀」》を入手します
　以降、［ハイライト］へ進めるようになります

マスターシーン
・共通
　〈蓮治〉は申し訳なさそうな顔をしながら、あなたが怪我をしていないか即座に確認します。あなたは特段怪我をしている様子はなく、〈蓮治〉は安心しつつ、今起きた出来事に狼狽しています。
「す、すまない……」
「注意はしていたんだが、まさかこんなことになるだなんて」
「……助けられてばかりだな、俺」
「ありがとう、気を付けるよ」
「一応資料は見つかったから、これで何とか儀式ができるな」

　〈蓮治〉は全員を集めて、資料を確認し、これからの段取りを話し始めます。
　その姿は拙いながらも、儀式を統括するものとしてふさわしい姿です。
　他の蛇や〈自警団〉たちは文句ひとつもらさず、真剣に〈蓮治〉の計画を聞き、それぞれ準備を始めることになりました。

　〈蓮治〉はあなたたちを呼び止めて、儀式で担当してほしい役割について話します。
「アンタらは俺と一緒に祭事を進める担当についてほしい。蛇刀の一族を刀にするには、アンタら【越境者】の力は必須だ」
「祭事では、刀を手にした【越境者】たちが“祓い手”として登場し、邪を祓う殺陣を披露する。その中で、〈白蛇刀〉を持つ者が“敵役”を演じ、他の刀がそれを祓う構図となる」
「数千年の間、蛇屍に溜まった澱みや邪を斬り、そして祓う、それが蛇禊の儀だ」
「もちろん蛇刀はすべて真剣だ。下手をすれば怪我をするだけでは済まないだろう。必ず、切りかかるときは掛け声を忘れずに」
「はじめてのことで困惑するだろうが、蛇刀がアンタらに力を貸してくれるから、あまり心配しなくていい」

「……準備ができたら、この街で一番高いビル「ツクモビル」まで来てくれ。儀式はそこで行う」
「それじゃ、また後で。俺は他のヤツに説明してくるよ」
　〈蓮治〉はそういうとその場を離れていきました……。

［影響：キャラクター全員は【人間ダイス】を１個獲得する］

ハイライトに進む前に
　ゲームマスターは、シナリオの一番の盛り上がりである、ハイライトに進む前に、キャラクターたちがやりたそうな［交流］が残っていないか確認をしましょう！
　せっかくこの場に集まったんですから、あなたも含めてみんながたのしい体験を得てほしいので、拾い残しがないか軽く流し見するといいかもしれません。

　とくにやり残しがない場合は、１０分程度休憩をとってから、ハイライトイベントにＧＯ！！

　最後までたくさんたのしんでくださいね！

交流
〈夘月蓮治〉と交流する
　キャラクターがはじめてこのＮＰＣと［交流］する場合、キャラクターの【人間ダイス】が１個増える。

・〈夘月晃翠〉について
「兄さんは俺にも他のものたちにも平等に優しかった。すべての種族を支えるにふさわしい人だったのに。どうして……」
・白蛇〈ゲッカ〉について
「兄さんから託された未来だ。この命を削ろうとも、俺は〈ゲッカ〉とともにこの街を守り続ける、そう決めてるんだ」
・黒蛇〈イエライ〉について
「塵すら残す気はない」

白蛇〈ゲッカ〉と交流する
　キャラクターがはじめてこのＮＰＣと［交流］する場合、キャラクターの【怪異ダイス】が１個増える。

・〈夘月晃翠〉について
「失ったものだ。もう戻らない。我は、弱かった。ただそれだけ」
・〈夘月蓮治〉について
「我の守るべきもの。我が導くもの。ゆえに、死すら我々を引き裂けない」
・黒蛇〈イエライ〉について
「邪に落ちた蛇刀など生きるに値しない」

赤蛇〈ヒガン〉と交流する
　キャラクターがはじめてこのＮＰＣと［交流］する場合、キャラクターの【怪異ダイス】が１個増える。

・〈ヒガン〉たちを助ける
「本当にお力を貸してくださるのですか？」
「蛇禊祭にはまちがいなく【越境者】であるあなたたちのお力が必要です。私たちは自力で刀になれません。今までは街にいた【越境者】たちに依頼をし、刀の姿となっておりました。しかし彼らは〈イエライ〉どもに消されて今は頼れる先もなく……」
「今、頼れるのはあなたたちだけなのです」
「祭りについては詳しく文献を調べる必要があるでしょう。そのために青蛇……〈ヤグルマ〉が守っている蔵に行く必要があります」
「祭事には我々刀も必要です。時が来たら、私を手に祭事に付き合っていただけませんか」

　キャラクターが同意をした場合、〈ヒガン〉は「ハイライトＡ：蛇禊の儀」にそのキャラクターの刀「赤蛇刀」として参加します。
　もし、既に他の蛇と刀の約束をしている場合、別のキャラクターに任意の刀を譲ることができます。
　キャラクターが同意をしなかった場合、〈ヒガン〉は「無理なお願いをしてしまい申し訳ありません」と謝ります。

・〈夘月蓮治〉と白蛇〈ゲッカ〉について
「若様はいまだ子供のまま、お兄様を失ったあの日から進めていないのです。しかし、あなたたちと出会ってすこし変わられました。案外、自分や街を知る者よりも、まったくしらない他者の方がよかったのかもしれませんね」
「〈ゲッカ〉様もあなたたちを信用しているようです」
「私も頑張りますが、おふたりのこと、よろしくお願いします」

・〈ヤグルマ〉と〈コウジツキ〉について
「〈ヤグルマ〉はお酒にすぐおぼれてしまうんです。心も体も強い老蛇でしたが、一族を失ってからというもの、酒癖が悪化しましてね。それもあって、お孫さんの年齢に近く同じように家族を失った〈コウジツキ〉の面倒を見てもらうようにお願いしたのです」
「結果的に良かったのかもしれませんが、〈コウジツキ〉は幼いがゆえに暴れん坊ですし、幼いころは暴れろと〈ヤグルマ〉は声をかけるばかり……すこし、頭を抱えています」
・黒蛇〈イエライ〉について
「必ず手にかけます。それが本家との約束ですから」

〈自警団〉と交流する
　キャラクターがはじめてこのＮＰＣと［交流］する場合、キャラクターの【怪異ダイス】と【人間ダイス】がそれぞれ１個増える。

・赤蛇〈ヒガン〉について
「〈ヒガン〉さんは赤蛇刀の一族の分家の方だから、それゆえに刀としての力は少し……あぁ、だけど、だからと言って劣っているわけじゃない！　見ての通りマンダラ土木は〈ヒガン〉さんがいなきゃなりたたねぇ！！」
「俺たちは〈ヒガン〉さんに拾ってもらった身。行き場のない俺たちができる事は土木の仕事と自警団として誰かの居場所を守ることだ」
「だから、街中でお前らがピンチになったら、俺たちが駆けつけると約束するぜー！！」
「大船に乗った気持ちでいてくれ！」
青蛇〈ヤグルマ〉と交流する
　キャラクターがはじめてこのＮＰＣと［交流］する場合、キャラクターの【怪異ダイス】が１個増える。

・〈夘月蓮治〉について
「早くに家族を失ってからはどんどん荒んでいってしまってなぁ……ワシもずっとふさぎこんでいたから、気が付いたときにはワシらの意見を聞かず、ご自身ですぐ無理をなさるようになってしまわれた。それに拍車をかけるように〈ゲッカ〉様は若様の好きなように事を運ぶように……」
・白蛇〈ゲッカ〉について
「〈ゲッカ〉様は若様の兄君であった〈晃翠｛コウスイ｝〉様を守り切れず、ずっと後悔なさっておる。ゆえに兄君の代わりに〈蓮治〉様を導きたいのだろう、ご自身の手でな」
・赤蛇〈ヒガン〉について
「インテリ赤蛇だ。悪い奴じゃないが、真面目過ぎるし、アイツもアイツで背負い過ぎだ」
・〈自警団〉について
「声がでかい、うるさい、だが、いい奴らだ」
・黄蛇〈コウジツキ〉について
「ワシの息子のようなものだ。先代には世話になってな、だからワシがきっちり育てる」
・黒蛇〈イエライ〉について
「ワシが不在の間に一族を殺した裏切り者よ。いつか必ずこの手で……あぁ、すまなんだ。怖がらせたかったわけじゃない」

黄蛇〈コウジツキ〉と交流する
　キャラクターがはじめてこのＮＰＣと［交流］する場合、キャラクターの【怪異ダイス】が１個増える。

・〈夘月蓮治〉について
「ちょっと怖いけど、やさしいお兄ちゃんだよ！　ぼくたちのこと気にかけてくれるんだ。でも頼ってくんないんだよね……」
・白蛇〈ゲッカ〉について
「とっても頼りになるおじちゃん！　いっぱい寝ると大きくなれるーって言ってたよ！」
・赤蛇〈ヒガン〉について
「ちょっと怖いし、宿題やってくださいってうるさいの」
・〈自警団〉について
「うるさいし汗臭いけど、いいおじちゃんたちだよ！」
・青蛇〈ヤグルマ〉について
「ぼくの家族！　血はつながってないけどね、家族なんだー！」
・黒蛇〈イエライ〉について
「いつかぜーったい倒すんだー！　だってお父さんやお母さんを殺したんだもの。殺される覚悟があるーってことだよね？」



ハイライト
　ＧＭはプレイヤーに「どの［ハイライト］へ進むか」確認し、演
出を始めてください。

ハイライトＡ：蛇禊の儀
　この［ハイライト］は《キーアイテム：巻物「蛇禊の儀」》もしくは《キーアイテム：崩れた巻物「蛇禊の儀」》を所持している場合にのみ選択できます。以降、［ハイライトＢ：逃亡］へは進めません。

ハイライトイベント①：蛇刀の一族を刀へと変える
　あなたたちは〈蓮治〉の言いつけ通り、準備を終えて、このネオン街で一番大きなビル―ツクモビルの最上階へとたどり着きました。ビルからは、吸い込まれそうなほどに真っ暗な空とそこにぽっかりと浮かぶ青白く大きな月が浮かんでいるのが見えました。

　ビルの屋上はすでに儀式のために整備されており、祭壇の向こうに、紙垂としめ縄で作られた円形の舞台が用意されていました。
　そこには、雑に縫い合わされた桜と青い蛇が描かれたスカジャンを羽織って、緊張した面持ちで立っている青年がひとり―肩の上でしゅるしゅると舌を動かす〈ゲッカ〉と何か話しているようです。
　彼はあなたたちに気が付くと、「最後の準備をしたいんだ。お願いできる？」と声をかけてきました。
　蛇刀の一族たちはそれぞれ所有者に声をかけます。

〈ヒガン〉：「お手数をおかけします。ともに乗り越えましょう」
〈ヤグルマ〉：「ワシがおれば百人力、オヌシがおれば千人力じゃ！」
〈コウジツキ〉：「悪い奴をやっつけよーね！」
　短く言葉を交わした後、彼らを［越境］させる準備をはじめます。

蛇刀の一族を刀へと変える
判定
大規模越境判定（Ｐ．１７６）　―祭器の準備
解決条件
　蛇刀の一族たちの【越境比率】をまとめて【人間寄り】にする
　プレイヤー数が２名の場合、蛇刀の一族たちは【人間ダイス】３個、【怪異ダイス】８個を持っています
　また、プレイヤー数が３名の場合、蛇刀の一族たちは【人間ダイス】４個、【怪異ダイス】１２個を持っています
未解決
　この［判定］は再挑戦できます
解決
　すべての蛇刀の一族を［越境］させました
トリガー
　［マスターシーン］のあと、［ハイライトイベント②：蛇刀に力を分け与える］へ進みます

マスターシーン
・解決後
「そんなに力を使って大丈夫か？　……無理はしないでくれ」
　〈蓮治〉はあなたたちに異変がないか確認し、安堵します。
「我からも頼みたい。我々のわがままを聞いてもらっている身ゆえにな。無理を通し過ぎないでくれ」
　〈ゲッカ〉は眠たそうな声でそうつぶやきます。
「……時間があまりなさそうだな。早速次の工程に進もう」
　〈蓮治〉は手順書を確認し、次の準備を進めます……。

ハイライトイベント②：蛇刀に力を分け与える
　〈蓮治〉は月に向かって刀をかざしました。
「ここから俺の真似をしてほしい。まずは刀を月に向けて……そのあとは詠唱だ。ゆっくりやるからアンタたちにもできるハズだ」
　〈蓮治〉は詠唱を始めます。あなたたちはそれを真似しながら、ひとつずつ術式を展開していきます……。

蛇刀に力を分け与える
判定
術式判定（Ｐ．１６８）　―祭器の仕上げ
解決条件
　振ったダイスの中で２個以上、１か２の出目を出す
　《キーアイテム：崩れた巻物「蛇禊の儀」》を所持している場合、解決条件を以下に変更する
　振ったダイスの中で３個以上、２以下の出目を出す
未解決
　この［判定］は再挑戦できます
解決
　力を注いだ刀はうっすらと輝いています
　赤蛇刀なら赤色、青蛇刀なら青色、黄蛇刀なら黄色に輝きます
トリガー
　［マスターシーン］のあと、［ハイライトイベント③：這い寄る黒き影］へ進みます

マスターシーン
・解決後
　〈蓮治〉は白蛇刀を握りしめ、少し驚きながら白蛇刀を見ています。彼の刀はあなたたちが持つ蛇刀よりも、刃の透明度が高く、そして、月のように青白く光っています。
「さぁ、準備は終わりだ。これから儀式を」
　扉を蹴り破る音が場違いなほどに静寂を切り裂きます―

ハイライトイベント③：這い寄る黒き影
　扉を蹴破りなだれ込んできたのは黒スーツの男たちと黒い大蛇……〈イエライ〉でした。
　男たちが持つ銃と鉄パイプが月光を鈍く反射しています。
「儀式だぁ？　ここで終わりだよ……」
　〈イエライ〉の独特なしゃがれ声は神経を逆なでするような、そんな不快感を覚えさせます。
「あぁーあ、あのまま静かにしてくれてりゃぁ、これ以上血を流す必要はなかったって言うのに」
「ほら、行けお前ら。全部殺しちまえ」
　緊張が一気に張り詰める―今、ここで妨害を退けなければ。

黒蛇の妨害を退ける
判定
 全力判定（Ｐ．１６６）
解決条件
　全員それぞれが出目の合計値を１５以上にする
※〈自警団〉と［交流］している場合、〈自警団〉の準備が間に合い、マフィアと対峙してくれるため即座に［解決］となります
未解決
　この［判定］は再挑戦できます
解決
　マフィアは入口付近で食い止められている
　今なら儀式を続けることができそうだ
トリガー
 ［マスターシーン］のあと、［ハイライトイベント④：白蛇刀の殺陣に耐える］へ進みます

マスターシーン
・〈自警団〉が即座に解決後
「任せてくれぇい！　このために俺らがいるんだからよぉ！」
　〈自警団〉は作業着の上から防弾チョッキを着て、頭にはヘルメット、そして手にはトタンで作ったお手製の大きな盾を持っています。そして彼らはマフィアに向かって突撃し、無理やり扉の向こうに押し返そうとします。マフィアも負けじと抵抗しようとしますが、普段から筋肉を酷使している〈自警団〉に勝てるはずもなく、じりじりと押されていきます……！

・解決後
　あなたたちが注意を引いている間に、〈自警団〉が屋上に入ってきていたマフィアを制圧してくれました！
　彼らはマフィアが銃を撃つ前に銃を奪ってビルの外に投げています。
　他にもマフィアがいるようですが、入り口が狭く、立ち往生しているようです。
「がっはっは、日本でまともに銃を使える奴らなんて、警官か猟師って相場が決まってんだ。なーにがマフィアだ、このひよっこ野郎！　ガキは家にさっさと帰ってねんねしやがれってんだ！」

・共通
「こざかしい……！　こざかしい人間どもめ！」
　〈イエライ〉がいらだちながら、〈自警団〉と取っ組み合いをしているようです。
　多くの〈自警団〉が薙ぎ払われていますが、それでも〈イエライ〉の注意を引くには十分でした。
　今なら、儀式を進めることができそうです。
　守られた円形の舞台の中、ついに儀式がはじまります―

ハイライトイベント④：白蛇刀の殺陣に耐える
「……行くぞ、アンタたち。俺たちで明日をつかむんだ」
　〈蓮治〉の踏み込みは深く、振りかざされる白蛇刀はあまりにも早く、目でとらえる前に、無理やり刀がそれを受け止め、火花を散らせてはじき返します。
　嫌な汗が頬に伝わり、刀を握る手が震えます。
　これは儀式の最も大事な工程。白蛇刀が「敵役」となり、他の蛇刀が「祓い手」として受け、いなし、祓わなければならないもの。
　もし、一撃でも受け損ねればそこですべてが終わってしまうかもしれません……。

白蛇刀の殺陣に耐える
判定
拮抗判定（Ｐ．１７４）
解決条件
　プレイヤー側の誰かが、先に４個以上のゾロ目を揃える
　ＧＭとプレイヤーが同時に４個以上のゾロ目を揃えた場合も、解決条件を満たしたことになる
　〈ヒガン〉、〈ヤグルマ〉（プレイヤー数が３名の場合は〈コウジツキ〉も）と［交流］している場合、プレイヤー側が揃えるゾロ目の数を４個以上から、３個以上に変更する
　また、〈蓮治〉と〈ゲッカ〉と［交流］している場合、ＧＭ側の揃えるゾロ目の数を４個以上から、５個以上に変更する
　なお、この判定は失敗するとエンドへと続く
未解決
　［未解決エンドＡ２：一瞬の隙］へ進みます
解決
　刃を受け、流し、〈蓮治〉を圧倒します
トリガー
　［マスターシーン］のあと、［ハイライトイベント⑤：祭りを成す一刀］へ進みます

マスターシーン
・解決後
　最後の一振りが、舞台の中心で音もなく止まります。
「―行ける。仕上げだ」
　〈蓮治〉の息は荒く、服に血が滲み始めていました……。

トピック：〈蓮治〉と殺陣をしよう！
　このシナリオ中、一番のカッコイイシーンであるハイライトイベント④。
　キャラクターは敵役である〈蓮治〉の刃をどのように受け、どのように返すでしょうか？

　舞台経験があるキャラクターであれば、声かけをしながらうまくこなすかもしれません。
　また、体力がないキャラクターなら、一撃受けるだけでよろけてしまうかもしれません。

　全員が未経験のキャラクターだったら、大怪我をする可能性ももちろんあります……。

　が今回は１対１の勝負ではありません！
　祓い手は最低でも２名いますから、お互いがカバーしながら、円形の舞台で殺陣を繰り広げましょう。

ハイライトイベント⑤：祭りを成す一刀
　紙垂が風にゆれ、しめ縄の円がひときわ月の光に照らされ輝きます。
　〈蓮治〉は滴る汗とそれに混じる血を拭いながら、焦点の合わない視線であなたたちをとらえます。
「力を貸してくれ、兄さん……みんな」
「さぁ、あともう少しだ。刀を通して―この力を月に！」
　あなたたちは〈蓮治〉に合わせ、柄を固く握って刃先を月へと向けました。

　月はネオンに負けないほど異様に輝いています。
　あなたたちはいやおうなしに、じっと月を凝視します。
　そして気が付くのです。
　月だと思っていたそれは、発光する黄色い目。
　そして悟るのです。
　異様な雰囲気を放つそれは、あなたたちを見つめる、巨大な存在の瞳なのだと。

「大丈夫だ」
　〈蓮治〉の声があなたたちの耳に届きます。
　彼は背を向けたまま、あなたたちに向かってはっきりとこう言います。
「俺たちはひとりじゃない」
「邪を祓い、ともに儀式を終えよう」
　あなたたちは〈蓮治〉のため、この街に住む多くの住民のために、最後の力を振り絞ります……。

祭りを成す一刀
判定
全力判定（Ｐ．１６６）　―邪を祓う一刀
解決条件
　全員それぞれが出目の合計値を３０以上にする
　《キーアイテム：崩れた巻物「蛇禊の儀」》を所持している場合、上記目標の合計値に＋５
　なお、この判定は失敗するとエンドへと続きます
未解決
　［未解決エンドＡ３：綻び］へ進みます
解決
　轟々と低音が鳴り響き、街全体が揺れ、地面から月光にも似た光がこぼれだします……！
　［エンドＡ１：蛇屍、光帯びて］へ進みます

マスターシーン
・解決後
　―力が刃から刃へ、あなたから〈蓮治〉へ、そして〈蓮治〉の手に握られた〈ゲッカ〉がまばゆい光を放ち、ピカッと一瞬強く瞬いた瞬間、〈蓮治〉がそれを振り下ろす……その瞬間、闇に包まれた街が光に包まれ、轟々と低音が響き大地を揺らした後、それまで街を包んでいたどんよりとした空気が消えていきます。
　しっかりと地を踏む〈蓮治〉の頬には、あの赤い亀裂は無くなっていました。しっかりとまっすぐと前を見る彼はこの状況に驚いているようで、「俺が本当に……？」と言葉をこぼします。
「なんということを……貴様、貴様ぁあああ！」
「この時を何百、何千、待ち望んでいたことか。貴様のせいで、貴様のせいで！！」
「忌まわしき夘月の血筋め、ここで貴様を食らってやるわ！！」
　〈イエライ〉が空を舞い、〈蓮治〉へと飛びかかります。〈蓮治〉は深く踏み込み、白蛇刀に手をかけると、〈イエライ〉を切り捨てます。
「……裏切り者がほざくな」
「き、さまぁ……！　覚えておれ、末代まで呪って―」
　〈蓮治〉は〈イエライ〉の頭に刃を突き立てます。すると、〈イエライ〉は黒い塵と化して、サラサラと消えていきました……。


ハイライトＢ：逃亡
　この［ハイライト］は《キーアイテム：逃亡ルートの地図》を所持している場合にのみ選択できます。
　以降、［ハイライトＡ：蛇禊の儀］へは進めません。

ハイライトイベント①：路地網を抜けろ
　ネオン街の裏側、配管と路地が絡む立体迷路。
　地図に刻まれた赤線は、ビル内通路と地下導線を抜け、街外の幹線へ至る“細い逃走路”を示しています。
　背後から、誰かが追ってくるのがわかります。
　おそらくマフィアたちでしょう。彼らの存在を知ってしまった以上、捕まってしまえば生かしておいてはもらえません。

　あなたたちは地図を頼りに、蛇屍の街から脱出するべくルートをたどります……。

地図のルートを辿る
判定
都市判定（Ｐ．１７８）　―誰にも捕まるな
解決条件
　５～９の出目、すべてを揃える
未解決
　この［判定］は再挑戦できます
解決
　倉庫街の非常口へ到達し、追手との距離を稼げます
トリガー
　［マスターシーン］のあと、［ハイライトイベントＢ②：息を殺して］へ進みます

マスターシーン
・解決後
　動き続けていたせいで汗で服がべったりと肌にくっつきます。
　不快感をまといながら、あなたたちはなるべく急ぎ足で移動していましたが、息は上がり、肺は痛いくらいに呼吸を繰り返し酸素を得ようと必死です。
　ついぞ細い路地で立ち止まってしまいます。

　隣にある金属扉の隙間から冷気が流れ込んできて、火照った体をやんわり冷ましてくれます。
　複数の足音がこの細い路地にまで反響してきます―なんとか追手を撒かなければいけないようです……。

ハイライトイベント②：息を殺して
　金属扉を開けて入ってみるとそこは倉庫内部。
　照明の切れた棚列が影の迷路を作っています。
　何とかここでやり過ごせば追手を撒けそう、そう思った瞬間、シャッターを開けてスーツ姿の男たちが中に入ってきます。
「本当にここにいるのかー？」
「あぁ、俺の鼻がそう言ってる……っておい！　俺の横で煙草を吸うんじゃねぇ！　においがわからなくなるだろ！」
　犬頭の男がキレながら、あたりを見渡すのが見えて、あなたたちは急いで箱の中や物陰に隠れます……！

追手から身を隠し通す
判定
存在判定（Ｐ．１７０）　―息を殺せ
解決条件
　この判定はすべてのキャラクターが参加する
　ＧＭは６面ダイス２個、１０面ダイス２個を振り、プレイヤーに公開する
　キャラクターは自身のもつすべての【人間ダイス】【怪異ダイス】を振って、ＧＭの出目とおなじものをそろえる
　なお、この判定は失敗するとエンドへと続きます
未解決
　［未解決エンドＢ２：闇に消える］ へ進みます
解決
　追手はあなたたちに気が付かず通り過ぎます
　あなたたちはこっそり裏口から表へ出ます
トリガー
　［マスターシーン］のあと、［ハイライトイベント③：境界線まで走れ］へ進みます

マスターシーン
・解決後
　酷く高鳴る鼓動を抑えながら、なんとか耐えきり、倉庫の外へと出ました。蛇屍の街から出るべく、移動を続けます……。

ハイライトイベント③：境界線まで走れ
　あなたたちは街の外へと続く、最後の道へと踊りでました。
　目を焼くほどのまぶしい青。まぎれもなくあなたたちが蛇屍の街へと足を踏み入れたあの場所につながっていました。
　背後から激しい怒号と無数の足音が聞こえてきます。立ち止まっている場合ではありません。何とかして逃げ切りましょう！

全力疾走
判定
全力判定（Ｐ．１６６）　―最後の力を振り絞れ！
解決条件
　全員それぞれが出目合計３０以上にする
未解決
　この［判定］は再挑戦できます
解決
　なんとか追手を振り切り、あなたたちは［人間の領域］……田舎町へと飛び出しました
［エンドＢ１：夜の終わり］ へ進みます

マスターシーン（共通）
　追手は、あなたたちから少し遅れて、同じくこちらへと飛び出してこようとします。
　しかし、近くを通りかかったパトカーを見て引き返しました。
　なんとか、助かったようです……。

エンディング
　このシナリオでは、次の結末が用意されています。
　ＧＭはこの結末を参考にしながら、描写を行ってください。

エンディング①：エンドＡ１「蛇屍、光帯びて」
　遠くで急に大きな花火がいくつも咲きます。
　街をどっと沸かせるような歓声と少しの火薬の香り。
　そして、力を使い果たしたのか蛇の姿に戻った蛇刀たち。
　〈蓮治〉は皆の無事を確認するとふっと肩の力を抜き、あおむけに倒れ込みました。
「……ありがとう。ほんとうに、ありがとう」
　はじめて見る〈蓮治〉の笑顔が月に照らされます。
「なぁ、積もる話はいろいろあるだろうけど……一緒に祭りを回らないか？　やっと平和になったことだし、後味の悪い祭りなんて最悪だからな。そりゃもちろん手当てを終えてからだが」

　あなたたちは〈蓮治〉や元気になって張り切りすぎる〈ゲッカ〉を連れて祭りで賑わう街を歩きます。
　〈ヒガン〉は「後は大人がやりますから」と、〈自警団〉と〈ヤグルマ〉たちを連れて、マフィアの残党たちを探しに行きました。
「また後で会えばいいさ」
「俺たちは勝ったんだから」
　〈蓮治〉は「ほら」とりんご飴を渡してきます。
　それをかじりながら、祭りの夜はゆっくりと進みます。
　数千年に一度の本祭は、あなたたちの努力によって、確かに成されたのでした。
エンディング②：未解決エンドＡ２「一瞬の隙」
　殺陣が乱れたのは、ほんの刹那。
　白蛇刀がわずかに流れ、その切っ先があなたたちをかすめます。
　明らかに動揺する〈蓮治〉を見て、割り込む黒い影。
　それは〈蓮治〉の首筋に噛みつき、そのまま肉を食らいました。
　儀式の輪は断ち切られ、白蛇刀は音を立てて〈蓮治〉の手からすべり落ちます……。
　〈イエライ〉の嘲笑を浮かべる中、あなたたちは黒いスーツに身を包んだ男たちにつかまり、布袋をかぶされます。

　―その夜、【越境者】たちは街から姿を消します。
　後に残るのは、多くの行方不明者を伝えるニュースと雨に滲むネオンだけでした。

エンディング③：未解決エンドＡ３「綻び」
　〈蓮治〉が突如飛び込んできた〈イエライ〉によって、突き飛ばされ、手から白蛇刀が転がり落ちます。
　〈イエライ〉は白蛇刀の刃に鋭い牙を立て、かみ砕いてしまいました。白蛇刀は光となって消えていきます。
「〈ゲッカ〉……？」
　迫る黒蛇に目もくれず、〈蓮治〉は呼吸を整えて何かを決意し、あなたたちを見つめます。
「これ以上はもう付き合わなくていい。他の蛇を連れて逃げてくれ」
　小さくそう言ってから、〈蓮治〉は〈イエライ〉に対峙します。
「アンタの狙いは蛇屍の力だろう。〈ゲッカ〉なき今、その悲願をなせるのはアンタだけだ」
「必要なのは刀を振るもの……つまり、この俺だ」
「はっはっは、話が早くて助かる。貴様がその身を差し出すというのなら、丁重に送り返すとしよう」
「おい、連れてけ」
　マフィアたちはあなたたちに有無を言わさず、連れ去ろうとします。酷く暴れたせいで、後頭部を殴られ、気を失います。
　目を覚ますと、消毒液の匂いと白い天井。
　誰かがスマホで見ているニュースは、淡々とあの街の混乱と封鎖について話しているようでした……。
　街や〈蓮治〉がどうなったか、もう誰も知る由もありません。

エンディング④：エンドＢ１「夜の終わり」
　それから数日後、田舎の再開発により、蛇屍の街へとつながる道順はたどれなくなってしまいました。
　もうあの街に行くことはできません。
　いつもの朝、いつもの雑踏。けれど、夜になるとふとネオン街の澱んだ空気を、祭りの影に隠れた陰謀を、不器用でも他人を思い続けていた〈蓮治〉を、思い出すのです。
　―でも夜は終わったのです。
　ただ、じめっとした夏の夜にあの日の記憶が燻り続けています。

エンディング⑤：未解決エンドＢ２「闇に消える」
　―確かに、追手はその場を離れました。
　しっかり確認をしたにもかかわらず、気が付けば背後に回られていたのです。
　抵抗をする前に、鈍い痛みが後頭部に走ります。
　意識を手放す最中、男たちの笑い声が聞こえた気がしました。
　　―その夜、【越境者】たちは街から姿を消します。
　後に残るのは、多くの行方不明者を伝えるニュースと雨に滲むネオンだけでした。