『グランクレストRPG』質疑応答 2018年6月1日版  以下のテキストを、プレイを円滑に進めるために、コピーしたり、それを無償で配布したりすることを許可します。ただし、ファイル名や内容を変更することを一切禁じます。「無償の配布」には、ホームページなどに掲載することも含まれます。  なお、質疑応答による回答は正誤表のような正式の修正ではなく、また版によって変化することがあります。質疑応答の回答を導入するかどうかは、ゴールデンルールにしたがってGMに決定権があります。各プレイヤーがGMの判断にしたがってください。 (C)Shunsaku Yano/Team Barrelroll (C)KADOKAWA ●アイテム Q:《重ね打ち》の効果でアイテムを消費した際、そのアイテムに付随する特殊効果が存在するならば、攻撃に使用したものとして発揮されますか? A:いいえ、一切発揮されません。 Q:飛行状態になるアイテムなど、マスコン時にも飛行状態になれるかどうか明記されていない効果でマスコン時に飛行状態になることができますか? A:マスコン時にも可能と明記されていない限り、できないとします。 Q:《武装滞空》で滞空させている武器を攻撃に使用したり、装備しているものとして修正や効果を受けられるのでしょうか? A:いいえ。これらの武器は装備しているものとしては扱わず、攻撃にも使用できません。あくまで《ウェポンカタパルト》や《ミスティックシューター》の効果に使用するためのものです。 Q:《武装滞空》で滞空させている武器の重量はどうなるのでしょうか? A:滞空させている間は常に0として扱います。 Q:《早抜き》など武器を即座に装備・交換するような効果を、《武装滞空》によって滞空させた装備に適用できますか? A:はい、適用できます。 Q:ダガーなど、投射することで射程1Sq以上としても使用できる射程0Sqの武器は《ウェポンカタパルト》と《ミスティックシューター》の両方に使用できますか? A:はい、いずれの効果でも使用できます。ただし、すでに片方の効果で選択中の同じものを、もう一方の効果で重ねて選択することはできません。 Q:《タクトブレード》で指定したタクトの効果と、他の手段で装備しているタクトの効果を同時に受けられますか? A:いいえ。《タクトブレード》の効果で指定した武器は、名称に「タクト」を含むものとして扱います(アップデートも参照のこと)。 Q:《阿修羅の刃》で選択したアイテムを、さらに同一メインプロセス中に《重ね打ち》に選択できますか? A:いいえ、できないものとします。 Q:《擬人化体:乗騎》の効果で「擬人化兵装:主砲」などの他の投影装備(この場合は「擬人化兵装:副砲」)を自動的に取得できる効果を持つアイテムを取得した場合、特技の効果文中にある本来の数よりも結果的に多くのアイテムを取得できることになりますが構いませんか? A:はい、その処理で問題ありません。 ●その他 Q:HPがマイナスの時にダメージを受けさらにHPが減少した時、「HPが0以下になった直後に使用する」と書かれた特技を(瀕死状態のペナルティを無視する効果を受けた上で)使用できますか? A:できません。それらの特技の使用タイミングは「HPが1以上の状態から0以下になった直後」と解釈してください。 Q:瀕死状態のキャラクターのHPは通常の手段では回復できないというルールは「瀕死状態のペナルティ」に含まれますか? A:含まれません。よって瀕死状態のペナルティを無視できるような効果を受けているだけでは、「瀕死状態のキャラクターにも有効」と書かれていない効果でHPを回復することはできません。 Q:「HPを1にする」などと書かれた効果は、HPを回復させる効果に含まれますか? A:いいえ、含まれません。よって回復量を増減させるような効果の影響を受けず、瀕死状態の対象にも効果を発揮します。 Q:一定以上のCLが必要であるなど、取得に何らかの前提条件や制限のある特技を、部隊特技や部隊オプションの効果で取得・使用できますか? A:いいえ、できません。 Q:《その背に乗って》の効果によってレイヤー:ドラゴンに騎乗中のキャヴァリアーが《鋼騎の印》を使用できますか? A:乗騎としてのデータを持つわけではないため本来は無効です。ただしGMはそれが不自然だと感じた場合、レイヤー:ドラゴンのキャラクターの防御力が上昇するとしても構いません。 Q:《増幅の印》などを自身以外のダメージロールに使用した場合でも「自身が行なうダメージロール」として扱われますか? A:いいえ、扱われません。よって《覇者の印》などの自身が行なうダメージロールを強化するような効果は適用されません。 Q:《異界顕現》を「種別:投影」のワークス特技と同時に使用することはできますか? A:はい、できます。 Q:《異界顕現》を、効果がシーン中持続するような特技と同時に使用した場合、その効果はどうなりますか? A:《異界顕現》の効果はあくまでそのプロセス中しか持続しないため、そのメインプロセスやセットアッププロセスの間しか《異界顕現》による上昇分は適用されません。 Q:素手の射程外からの攻撃に対しても《牙むく諸力》でダメージを与えられますか? A:可能です。飛び道具を元素の力で包んで撃ち返したり、反撃として炎などを飛ばしていると考えてください。 ============================================================================ 『グランクレストRPG』質疑応答 2015年8月31日版 ●キャラクターの作成 Q:初期特技取得の「任意の特技●レベル分」の枠を使用して、「種別:自動」の特技や偉業特技、またはそれ以外の特技を2レベル以上にできますか? A:できます。 Q:乗用馬や二輪馬車などを作成時に取得した場合、そこに積めるだけのアイテムも追加で取得できますか? A:いいえ。初期取得できるアイテムはキャラクター自身の所持可能重量のみで計算します。 ●判定 Q:対決判定において、「タイミング:判定の直後」の使い方がわかりません。 A:攻撃の命中判定を例にとって説明します。  まず、攻撃側が命中判定を行います。ダイスロールを行い、達成値を計算したら、「タイミング:判定の直後」の特技を使用できます。例えば達成値を増減する、判定の振り直しをさせる、などとなります。この命中判定に対する特技を使用したい場合、このタイミングですべて宣言してください。  次に防御側がリアクションの判定を行います。防御側がリアクションの処理を始めたら(具体的には行動宣言を行ったら)、さかのぼって命中判定への干渉を行うことはできません。防御側がダイスロールを行ったら、今度はその判定に対する特技の使用宣言を行ってください。もし防御側が簡易エネミーなど、固定値だった場合、固定値の宣言を行った段階で攻撃判定への特技使用ができなくなります。  以上のように、リアクションの判定が行われるとアクションの判定に対し、干渉することができなくなります。ですので、GM、及びプレイヤーは一回の判定に対し、こういった特技の使用の宣言がすべて為されたかどうか、確認して次の判定に移るとよいでしょう。 Q:一回の判定に、「達成値−2」の効果と「振り直し」の効果が両方かかった場合、どのように処理すればよいでしょうか。 A:先に「達成値を増減させる」効果を使用され、その後に「振り直し」を使用された場合、前者の効果を適用したまま振り直しを行います。質問の例ですと、振り直しを行い、そのダイス目と能力値、その他修正を加え、達成値を算出した後、改めて−2をしてください。 Q:何らかのペナルティが累積した結果、判定で振れるダイスの数が0個以下になるということはありえますか? A:そのような場合でも、最低1個は判定のダイスを振れるものとします。 ●成長 Q:技能はどのように成長させるのでしょうか? A:技能は、ワークス特技を取得することで成長させることとなります。詳しくは《技能鍛錬》(『ルールブック1』P176)、《上級技能鍛錬》(『ルールブック2』P153)をご覧ください。 Q:能力基本値が変動した場合、副能力値はどうなりますか? A:HP、MPを除く副能力値(行動値、移動力、所持重量など)は再計算を行ってください。レベルアップの際も同様に再計算をしてください。 Q:【筋力基本値】や【精神基本値】が後天的に上昇しても、HPやMPの最大値は変化しませんか? A:はい、変化しません。 Q:クラス特技やワークス特技のレベル上昇に、魔法のようなCLによる制限は存在しますか? A:いいえ。特記されていない限り存在しません。 >>New 2015/03/16 Q:メイジがサブスタイルで同じスタイルの別の系統を選択できますか? 召喚魔法:浅葱の系統を選択していたメイジが、召喚魔法:青の系統を選択するなどです。 A:GMが許可すれば可能とします。その場合、《魔法習得:●●》は系統ごとに別の特技として管理してください。追加で選んだ系統の《魔法習得:●●》はサブスタイルのルールに従い、必要CLに+10して計算されます。使用可能魔法レベルによって変化するような効果は、高い方の魔法レベルを代入してください。 >> ●アイテム Q:「1シーンに1回まで使用できる」とあるアイテムを複数持っている場合、それぞれが1シーンに1回使用可能ですか? A:はい。 Q:火矢や毒矢は、「種別:弩」の武器では使用できないのでしょうか? A:使用できません。射出体の形状が違うためです。 Q:マイナーアクションで武器を入れ替える際、メインとサブの装備欄にそれぞれ別の武器を装備中に「装備部位:メイン※」の武器とそれらを一度に入れ替えることは可能ですか? A:可能です。その場合、1回のマイナーアクションで「装備部位:メイン※」の武器が装備され、それまで装備していた武器2つは所持品となります。 Q:乗騎に運搬させているアイテムを、《重ね打ち》などに使用できますか? A:できません。所持品から選択するような効果は、使用者自身が所持しているものだけが有効です。 Q:タクトなど魔法使用時の判定などに修正を与える効果は、「種別:魔法」の特技にも有効ですか? A:いいえ。両方に有効だと明記されていない限り、特技には適用されません。7 Q:投影体の「種別:自動」の特技で取得した投影装備を、プリプレイごとに選び直すことはできますか? A:できません。 Q:エングレイヴドレザーの効果に該当する特技を複数使用した場合、ダメージや防御力への+1Dの修正を重複して受けられますか? A:いいえ、そのような場合でも修正は重複しません。ひとりのキャラクターが同時に受けられるそれぞれの修正は最大+1Dまでです。 Q:エングレイヴドレザーによるダメージへの修正を、《千変万化》のようなダメージを上昇させる特技にも適用できますか? A:できません。攻撃を行なう特技や、直接ダメージを発生させる特技にのみ有効です。 >>New 2015/03/16 Q:アイテムや特技などによる移動力への修正について、【反射基本値】+装備修正を÷5して移動力を求める前にかかる修正と後にかかる修正の区別がよくわかりません。 A:武器や防具、乗騎などの「移動修正」と書かれているものは÷5する前にかかり、部隊の修正や特技などの「移動力」への修正と明記されているものは÷5した後にかかる修正値となります。 Q:装備している武器の命中修正は、その武器を使用しない武器攻撃の命中判定にも適用されますか? A:はい。たとえばロングソードとラージシールドを装備してロングソードで攻撃する場合、それぞれの命中修正−1が合計され、計−2の修正がかかります。 Q:投影装備を、取得したキャラクター以外に渡して装備や使用をさせられますか? A:いいえ。《操具の主》や《ウェポンプロジェクション》などの、投影装備を装備させる効果を使用しない限り不可能です。 Q:《投影装備熟練》の効果による「攻撃力」への修正は、乗騎の「攻撃修正」にも適用されますか? A:適用されません。 Q:同乗状態を自主的に解除することはできますか? A:同乗状態になっているキャラクターがマイナーアクションを使用することで解除できるものとします。 Q:乗騎による荷物の運搬は、同乗人数とは別々に計算しますか? A:はい。乗用馬なら操縦者1人と同乗者1人に加え、重量50までの荷物が運搬可能です。 Q:投影装備の小型車両は、荷物を運搬できないのでしょうか? A:二輪馬車と同様に、重量100までの荷物を運搬できるものとします。 >> ●バッドステータス Q:毒や出血など、「メインプロセスごとに」受けるダメージは、メインプロセスのどこで受けるのでしょうか? A:メインプロセス終了直後にダメージが発生するものとします。もし毒、炎熱、出血など、複数のダメージが発生する場合、そのプレイヤーが任意の順番で処理をしてください。NPCの場合、GMが順番を決めてください。 Q:マイナーアクションで急所攻撃を宣言した後、メジャーアクションで複数のキャラクターを対象とした攻撃を行う場合、対象全員に出血を与えられますか? A:はい、与えられます。 Q:毒や出血、炎熱によるダメージに対し、ダメージロールの直前や直後に使用する特技などを適用できますか? A:いいえ、できません。それらはダメージロールとしては扱われません。 Q:マスコンにおいて、バッドステータスによるダメージでも士気は下がりますか? A:はい、下がります。 Q:毒や出血など、「メインプロセスごとに」受けるダメージは、それを受けているキャラクター以外のメインプロセスでも発生しますか? A:いいえ、それを受けているキャラクターのメインプロセスにしか発生しません。 Q:《庇護の印》などそのプロセス中防御力を上昇させる効果は、毒や出血のダメージにも有効ですか? A:それらのダメージの適用タイミングはメインプロセス終了直後のため、無効です。 >>New 2015/03/16 Q:マイナーアクションで回復できるバッドステータスを複数受けている場合、1回のマイナーアクションでそのすべてを回復できますか? A:いいえ。1回のマイナーアクションごとにひとつまでです。 >> >>New 2015/03/16 ●オルガノン Q:オルガノンが死亡した場合、本体に指定しているアイテムも破壊されますか? A:破壊されます。 Q:選択することで一度にふたつ取得できる拳銃を《擬人化体:武具》に指定した場合どうなりますか? A:どちらか片方を本体として指定してください。もう片方も取得自体はできますが、本体としては扱われず《擬人化体:武具》の修正も得られません。 Q:盾は武器の一種ですが、《擬人化体:武具》や《真体顕現》の効果による武器への修正と「種別:盾」への修正の両方を得られるということですか? A:はい、両方の修正を同時に得られます。 Q:アーティファクトや名馬:●●など、取得に国のデータが関わるアイテムをオルガノンの《擬人化体:●●》に指定できますか? A:できます。ただし、他プレイヤー全員の許可を得て行ってください。 Q:《王騎の印》の対象に、《擬人化体:乗騎》を持つオルガノンのPCの本体を指定できますか? A:双方の同意があれば可能とします。プリプレイで指定してください。 Q:《操具の主》の効果中に、オルガノンが瀕死状態になった場合でもその本体を操具者が使用し続けることはできますか? A:できます。意識はなくても本体を物体として使用することは可能だと解釈してください。 Q:《操具の主》を使用中のオルガノンの本体に対して《武器の印》《オーソドックススタイル》《フィジカルインパクト》など自身が装備中のアイテムに適用される特技や魔法の効果は有効でしょうか? A:はい。オルガノンおよび操具者が取得しているそれらの効果はすべて適用でき、どちら側が本体を使用する場合でも有効になります。 Q:《操具の主》の効果中に操具者が騎乗状態になった場合、オルガノンも自動的に同乗状態になりますか? A:いいえ、個別に管理されます。操具者が乗騎の操縦者になっていても、必ずしもオルガノンも同乗状態になっているとは限りません。もちろん、同乗状態になることもできます。その場合は通常どおりペナルティや同乗人数などのルールに従ってください。 >> ●その他 Q:カバーリングを自分自身に行うことは可能でしょうか。 A:できないものとします。 Q:「コスト:効果参照」の特技(魔法)を、《能動瞑想》などで軽減することはできますか? A:できないものとします。 Q:武器を投射するときのルールを教えてください。 A:〈射撃〉で判定する射撃攻撃となり、射程が1〜[筋力判定値÷5+1]Sqに変更されます。攻撃の成否に関わらず、使用した武器は攻撃後に失われます。《双影の告死鳥》(『ルールブック1』P135)などの射撃攻撃を行なう特技に使用することも可能です(もし攻撃の対象が複数でも、1回の攻撃で失われる武器は1個となります)。 Q:《操騎の巧み》を使用して、バッドステータスの硬直を解除しつつ移動、はできるのでしょうか。 A:可能とします。移動とマイナーアクションの順番はプレイヤーの任意に行って構いません。 Q:特技のLVを、自主的に習得レベルより下げて使用することはできますか? A:可能とします。ただし、最低1LVまでとします。 Q:「タイミング:常時」の特技の効果を、受けないことを選択できますか? A:できません。 Q:《野性の爪牙》や《元素まといし者:地》などの効果にある「素手」とは、「種別:格闘(素手)」の武器すべてを含みますか? A:いいえ。名称が「素手」の武器のみを指します。 Q:メインとサブの装備欄にそれぞれ素手を装備している場合、《野性の爪牙》や《元素まといし者:地》などの効果はそのすべてに適用されますか? A:はい。 Q:複数のキャラクターを対象に射撃攻撃を行なった場合、《軛鎖の印》の効果を一度にそれらの対象に及ぼせますか? A:いいえ、同じタイミングに使える特技は1回分だけなので、《軛鎖の印》の対象を複数に変更したり、「タイミング:ダメージロールの直後」の特技を複数回使用する手段がない限りは不可能です。 Q:《反動の印》による攻撃に対し、さらに《反動の印》を使用できますか? A:できます。 Q:《王騎奮迅の印》などの特技の効果で発生する全力移動や通常移動に関しても、敵のいるSqから脱出する際のルールは通常の移動同様に発生しますか? A:はい。 Q:《王騎奮迅の印》などの移動を行ないつつ他の効果が発生する特技を使用した際に、1Sqも移動せずにそれらに付随する効果を得ることを選択できますか? A:できます。ただし、もし「この効果によって移動した場合〜」などと制限が特記されている場合は最低1Sq以上移動する必要があります。なお移動した上で最初のSqに戻ってくるなどして最終的な位置が変わらない場合でも、移動したとみなされます。 Q:《瞬間影化》のように即座に隠密状態になれる特技を使用して隠密状態になることを、通常の隠密状態のように他者が阻止することはできますか? A:できません。特記されていない限り、阻止されずに自動的に隠密状態へと移行します。 Q:地と水など、別々の《元素まといし者》をそれぞれ取得したり、個別に使用することで両方の効果を受けた状態になれますか? A:いずれも可能です。このように違う名称で記述される特技は、それぞれ別の特技として扱われます。 Q:「柵」や「拒馬槍」が設置されたSqに対しては、侵入できないキャラクターは射程0Sqの攻撃などが不可能になるということですか? A:はい。 Q:射撃攻撃を行なう魔法によって、《急所狙い》などで急所攻撃が可能ですか? A:可能です。 Q:《混沌操作》による混沌レベルの変化は、複数回使用された場合重複しますか? A:はい。2ラウンド続けて+1すれば計+2となり、もし複数のメイジが+1する効果と−1する効果をそれぞれ使用すれば±0となります。これは特別に、効果の重複にはあたらないものとします。 Q:《多重魔法》の効果で、同じ魔法を複数回連続で使用できますか? A:できます。 Q:《多重魔法》の効果で、即座に連続して累積詠唱を行なうことはできますか? A:できません。累積詠唱の2回目以降の判定は、厳密には魔法の使用そのものとは別の行動だからです。 Q:《プレコグニション》の効果文中にある「情報を得るためのすべての判定」とは〈情報収集〉判定だけに限りませんか? A:GMの判断に依存します。たとえば歴史書から情報を得るような状況では〈情報収集〉判定ではなく〈専門知識:歴史〉が必要だと裁定されることもあるでしょう。そして《プレコグニション》はいずれの判定にも有効となります。 Q:《ムーブスウィフト》などの解除するまで効果が持続する魔法は、どのタイミングで解除できますか? A:宣言のみで、アクションを消費せずにいつでも解除できます。 Q:《ムーブスウィフト》などの解除するまで最大MPが下がる魔法を解除して再び使用した場合、MPの現在値は変化しないのでしょうか? A:はい。あくまでMPの最大値が下がるだけなので、現在値は(下がった後の最大値を越えている場合を除いて)変化しません。 Q:自身の行なった範囲攻撃に巻き込まれた仲間などを、自分自身でカバーリングできますか? A:可能です。 Q:《闇夜の帳》などの効果によるカバーリングと、通常のカバーリングを同時に宣言して複数のキャラクターを同時にカバーリングできますか? A:できません。1プロセス中に行なえるカバーリングは1回までであり、あらゆるデータで変更できないためです。 Q:上記の制限があるということは、《双星の印》などの効果で1プロセスに複数回行われる攻撃に対しては、同じキャラクターが両方の攻撃をカバーリングすることは不可能なのでしょうか? A:はい、いずれか片方しかカバーリングできません。 Q:《スペルブック》の効果は、魔法の判定値上昇、ダメージ上昇、回復量上昇の3つから1つを選ぶという解釈でよいのでしょうか? A:はい。 Q:《武器の印》や《防具の印》を複数回使用して、複数の武器や防具にそれぞれ効果を適用できますか? A:できます。 Q:瀕死状態レベル●の対象にも有効と書かれた効果は、それ以下の瀕死状態のレベルの対象にも有効ですか? A:有効です。たとえば瀕死状態レベル3の対象に有効な効果は、瀕死状態レベル1とレベル2の対象にも効果を発揮します。 Q:種別にMCを含む特技は、マスコン以外でも使用できますか? A:できます。ただし、士気を増減させるような効果などはもちろんマスコン以外では意味がありません。 Q:《反動の印》は「判定:自動成功」ですが、この効果で発生する攻撃の命中判定は自動的に成功するのでしょうか? A:いいえ。あくまで《反動の印》の効果の起動自体が自動成功するという意味で、その結果発生する攻撃は通常どおり判定が発生します。 Q:《行動制限解除》を取得した場合の効果がよくわかりません。この特技を取得しなければ、従属体は通常の判定などを行なえないということでしょうか? A:《行動制限解除》を取得していなくても、従属体は(GMが認めた範囲の)判定を行なうこと自体は可能です。《行動制限解除》は、それに加えて従属体の姿や体の構造に関係なく(たとえば腕や足のないウーズなどであっても)、人間(PC)同様の行動を問題なくとることができるという効果と考えてください。 Q:《死の運び手》などの防御力をマイナスする効果は、ガードや特技によって上昇する防御力を足してからマイナスするのでしょうか? A:はい。上昇分をすべて合計してから低下分を差し引いてください。 Q:《救世主の印》の効果を《武器の印》や《防具の印》に適用できますか? A:できません。それらの効果文中の「あなたが装備している〜」の部分は書き換わらないからです。 Q:《不得意魔法》で「判定:自動成功」の魔法を選択できますか? A:できます。その場合、コストだけが2倍となります。ただし「判定:自動成功」かつ「コスト:−」の魔法は選択できないものとします。 Q:《スペルブック》のLVを上昇させて同じ魔法を複数回分選択し、判定値とダメージを両方上昇させることはできますか? A:できるとします。ただし、2回分選択して判定値に+4するといったふうに、同じ効果を重複させることはできません。 Q:「クラス特技」という表現はどこまでを指しますか? A:そのクラスの共通特技と各スタイルの特技をすべて含みます。 Q:「(何らかの特技名)と同時に使用する」と書かれた特技を複数、共に対象となる特技と同時に使用できますか? A:できません。1つの特技に対しては、そのような特技は1つだけ使用できます。 Q:「種別:竜」の邪紋による白兵攻撃を行なった場合、《竜種の巨躯》によるダメージへの修正を二重に受けられますか? A:いいえ。そのような場合でも修正は重複しません。 Q:同じキャラクターが《備わりし異能》を複数取得できますか? A:できません。 Q:《備わりし異能》で《魔境を喰らう者》を取得した場合、消費する【HP】は+2点されて22になりますか? A:いいえ、変化しません。上昇するのはあくまでコストなので、コストとして扱われない限り効果文中の【HP】や【MP】の消費は変化しません。 Q:《王騎奮迅の印》による攻撃のダメージを、《王騎疾駆の印》で上昇させることはできますか? A:《王騎奮迅の印》の攻撃は移動後に行われるため、可能です。 Q:《天降る裁きの矢》による攻撃の処理は、クリンナッププロセスのどのタイミングで発生しますか? A:クリンナッププロセスの開始時、他の処理(マスコンにおける士気の減少など)の前とします。 Q:《吹き飛ばす猛獣》の効果で対象を移動させた先に複数のキャラクターがいる場合、その中からひとりを選ぶのは誰になりますか? A:《吹き飛ばす猛獣》の使用者とします。 Q:味方からの回復行為などの有益な特技、あるいは移動しても射程から出られないような攻撃などに対しても《生存本能全開》は使用できますか? A:いずれも使用できます。 Q:《天翔る刃》に使用する武器は、あらかじめ装備している必要がありますか? A:はい。 Q:「地形:水地」のSqにも《ディメンショナルランプ》は効果を発揮しますか? A:はい。ただし、《バーングラウンド》のように水上では使用できないと明記されている効果は無効となります。 Q:《スパイトコンバージェンス》のような、対象を選択し直す効果が適用された場合、最初は対象に含めていなかった対象も選択できますか? A:はい。 Q:魔法のコストを、《エネルギープール》で得たMPと自身のMPの両方から分割して支払えますか? A:支払えます。 Q:錬成魔法など、国資源から効果を算出するデータを使用する際にも「資金」3点を他の資源1点に換算できますか? A:できません。その換算が可能なのは、あくまで部隊を取得する際だけです。 Q:攻撃を「対象:範囲1」にする効果と、「対象:2体」に攻撃する効果を連続して使用した場合などに、最終的な対象はどうなりますか? A:効果を受ける対象がどちらか一方を任意に選択できます。 Q:攻撃力や防御力をマイナスするような効果が複数使用された場合、効果は累積しますか? A:はい。同名の特技やアイテムでない限り、効果は累積します。 Q:「種別:重武器(斧/槍)」のハルバードで、《アックススウィープ》と《ロングスラスト》の効果を同時に受けることはできますか? A:できます。 Q:《武器熟練:重武器》《武器熟練:斧》《武器熟練:槍》のように、《武器熟練》を種別ごとに複数取得できますか? A:できます。ただし、それらを複数取得していたとしても「種別:重武器(斧/槍)」のハルバードを使う際に効果が累積したりはしないものとします。 Q:《双牙双殺》などで1回のメジャーアクションに複数回の攻撃を行なう場合、特技などの効果はその両方に適用されますか? A:常時発揮される効果やそのプロセス中有効な効果は両方に適用されます。命中判定、ダメージロール、そして攻撃そのものは複数回行なわれるため、「タイミング:攻撃の直前」の効果や、命中判定やダメージロールなどに使用する効果はそれぞれの攻撃に1回ずつコストなどを支払って個別に使用する必要があります。 Q:『ルール1』P328に書かれているマスコン時の運用におけるボーナス修正は、部隊崩壊状態になった場合失われるとありますが、その上でさらに部隊崩壊状態による判定やダメージへのペナルティが入るということでしょうか? A:はい。 >>New 2015/03/16 Q:キャラクター作成時に《優美なる森の民》などの効果で【筋力基本値】や【精神基本値】が増減した場合、その修正はHPやMPの最大値に影響しますか? A:はい。 Q:何らかの方法で1プロセス中に複数回の移動を行なった場合、《王騎疾駆の印》の効果は「+移動したSq数の合計×2(または3)」になりますか? A:いいえ。《王騎疾駆の印》の効果は1回分の通常移動または全力移動で移動したSq数にしか適用されず、たとえ1プロセス中に複数回移動してそれぞれに《王騎疾駆の印》を使用したとしても、効果の重複にあたるためいずれかの修正しか有効になりません。 Q:落下ダメージに対して、カバーリングやガード、特技や魔法による防御力の上昇は有効ですか? A:原則的にカバーリングおよびガードを行なうことはできません。「タイミング:ダメージロールの直後」などの特技や魔法で防御力を上昇させることは可能とします。ただし、真下で受け止めるなどの方法でカバーリングすることを特例として認めても構いません。GMが状況に応じて判断してください。 Q:《真紅の魔弓》の効果で上昇する1Dぶんの攻撃力は、特技を使用した際に1Dを振って上昇分を固定するのではなく、以後ダメージロールのたびに1Dを追加で振るという処理で正しいのでしょうか? A:はい。もしその状態で《とどめの一射》など武器の攻撃力を参照する効果が使用された場合も、その都度1Dを振って攻撃力を決定してください。 Q:《瞬脱の印》や《生存本能全開》によって、同乗状態や《操具の主》で移動が同期しているキャラクターが同時に移動して攻撃範囲から外れた場合、そのキャラクターも攻撃対象から外れますか? A:はい、外れるものとします。 Q:マイナーアクションで通常移動を行ない、直後のメジャーアクションで全力移動を行なうことはできますか? A:はい、できます。 Q:メジャーアクションをマイナーアクションの代用として使用できますか? メジャーアクションで武器の取り替えや「タイミング:マイナーアクション」の効果を使用するなどです。 A:GMが許可すれば可能とします。 Q:《生命活性》のような、特技LVが一定以上になると1ラウンドに1回「タイミング:イニシアチブプロセス」としても使用できると書かれた効果は、本来の使用タイミングとイニシアチブプロセスの合計2回、同じラウンド中に使用できますか? A:はい、できます。 Q:「判定:白兵技能」の特技を、〈力技〉で判定する盾で使用できますか? A:できません。 Q:無防備状態のキャラクターが、アクションや特技、魔法などを使用できますか? また、戦闘中においては未行動と行動済みのどちらなのでしょうか? A:状況に応じてGMが判断します。たとえば睡眠中なら常に行動済み扱いであらゆるアクションや特技などが使用できないでしょう。累積詠唱による無防備状態なら通常どおり未行動、行動済みの区別が存在し、累積詠唱による魔法の使用や停止以外のアクションは行なえません。拘束された状態なら、アクションや特技などの使用はできなくても未行動の状態で、拘束が解かれるなどして無防備状態が解除されれば行動する機会がすぐに巡ってくるとしても構いません。 Q:《二刀流の巧み》の使用方法がよくわかりません。 A:〈軽武器〉による攻撃(《疾風剣の印》などのメジャーアクションの特技を使用して行なうものでも可)の直前に《二刀流の巧み》を使用することで、《二刀流》同様に装備中の〈軽武器〉ふたつの命中修正と攻撃力を合計できるということです。もちろん、取得している《二刀流》のLVに応じた命中判定へのペナルティや両方の武器の効果の発揮などは《二刀流》同様にすべて適用されます。 Q:《二刀流の巧み》を《双牙双殺》に適用できますか? A:できません。 Q:《真体顕現》など「射程を+1Sqする」と書かれた効果で「射程:武器」の射程を延長できますか? Q:できます。その場合、武器本来の射程に1Sqを加えてください。 Q:閉じた扉や地形:山岳など、侵入可能だが射線を遮る地形やオブジェクトと同一Sqにいる対象に、同じSqからの射線は通っていますか? A:原則的に通っているものとします。ただし扉を挟んだ状態にあるなど、GMは通っていない状況を設定しても構いません。 Q:同じく、侵入可能だが射線を遮る地形やオブジェクトにいる者と、他のSqとの間で射線は通っていますか? A:いずれも通っていません。 Q:パルチザンのフラッグの効果で、特殊地形が持つ「射線を遮る」効果も無視できますか? A:できます。 Q:《多重魔法》の効果で、対決を伴う魔法を追加で使用できますか? A:いいえ。追加で使用する魔法も含め、すべて対決を伴わない魔法しか使用できません。 Q:《多重魔法》によって「判定:自動成功」の魔法に追加で複数の魔法を使用する場合、判定する技能が別々の魔法を使用できますか? A:いいえ、できません。「判定:自動成功」以外の魔法はすべて同じ技能である必要があります。 Q:《多重魔法》で使用した魔法の効果の適用は、ひとつずつ順番に行なわれるのでしょうか? 解説文には「同時に発動させる」というニュアンスで書かれているのですが。 A:はい、使用順にひとつずつ適用されます。同時に発動させているというのは、あくまで演出上のものと考えてください。 Q:《多重魔法》の目標値は最大のものを使用するとありますが、1回の判定ですべての魔法の成否を決定するのでしょうか? また、その場合《スペルブック》など特定の魔法の判定にのみ修正がかかる効果はどう処理しますか? A:はい、1回の判定で決定します。《スペルブック》など、個々の魔法の判定値に修正を及ぼす効果はすべて合計します。 Q:《多重魔法》で使用する魔法それぞれの対象は別々でも構わないのでしょうか? また、同じ対象にHPを回復する同じ魔法を2回使用し、2回分の効果をそれぞれ適用することはできますか? A:いずれも可能です。 Q:《高速展開魔法》で使用する魔法に、《多重魔法》を使用できますか? A:できます。 Q:隠密状態はあらゆるメジャーアクションやマイナーアクションを宣言した瞬間に解除されますが、《魔法隠匿》を使用して「タイミング:メジャーアクション」や「タイミング:マイナーアクション」の魔法を使用した場合でも解除されますか? A:いいえ、解除されません。 Q:《魔法隠匿》を使用して「種別:常動」の魔法を使用した場合、《魔法隠匿》を無効化されない限り、その魔法は《ディスペルマジック》の対象にはなりませんか? A:いいえ、対象になります。《魔法隠匿》の効果はあくまで「魔法を使用する行為そのものを知覚されない」ものであり「魔法がかかっていること」を隠せるわけではありません。 Q:《浮かぶ盾》の効果で、所持可能重量の許す限り複数の「種別:盾」を装備できますか? A:できます。その場合、防御力への修正などはすべて合計してください。 Q:《アクセルナーヴ》は【行動値】の上昇と判定ダイスの増加、どちらか片方の効果しか事実上受けることができないという理解でよいのでしょうか? A:はい。何らかの手段で使用回数を回復しない限り、実質いずれか片方の効果を選ぶ魔法と考えてください。 Q:《ルーンアンプリファイア》は「種別:アイテム」ですが、着け外しすることで効果をオン/オフできますか? A:あくまで「タイミング:常時」の特技であるため、できません。 Q:《生命共有》の効果でHPダメージを引き受ける際、防御力は使用者と従属体、どちらのものを適用しますか? A:引き受ける前のキャラクターのものを適用します。たとえば使用者へのダメージを従属体が引き受ける場合、使用者の防御力のみが適用されます。 Q:ダメージに加えてバッドステータスが発生するようなダメージを《生命共有》で引き受けた場合、バッドステータスはどちらに適用されますか? A:ダメージを引き受けたキャラクターに適用されます。 Q:《投影装備知識》で複数の投影装備を取得している場合、《ウェポンプロジェクション》1回の使用で複数の投影装備を召喚し、一度に装備できますか? A:できます。 Q:《スリープ》の効果文中にある最大使用可能魔法レベルとは何を指しますか? A:使用者が取得している何らかの系統の魔法の最大使用可能魔法レベルを指します。たとえば元素魔法を5レベルまで使用可能なら、すべての追加効果が適用されます。 Q:《ミスティックストライク》は、命中判定を〈治療〉で代用して白兵攻撃を行なう効果と考えてよいのでしょうか? A:はい。使用する武器の技能に関わらず〈治療〉で判定し、ダメージはその武器の攻撃力を基に《ミスティックストライク》の修正を加えたものとなります。 Q:《ミスティックストライク》による命中判定に、〈治療〉判定に有効な修正などは適用されますか? A:魔法の判定、(白兵攻撃の)命中判定、〈治療〉判定、それぞれに適用できる修正はすべて加算されます。ただし、判定に使用する技能は〈治療〉に変更されているため、たとえば〈軽武器〉の判定のみに限定された効果などは、たとえ〈軽武器〉で判定する武器を使用していたとしても受けることができません。 >>